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この冬からスタート!新しい「チェーン規制」の内容とは?

この冬からスタート!新しい「チェーン規制」の内容とは?
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この冬、国土交通省と警察庁は、全国の道路の一部区間で新たな「チェーン規制」を行う方針を発表しました。これに対し、雪の少ない地域ではタイヤチェーンを所有していない人が多いことや、所有していたとしても装着に手間と時間がかかることなどから、一部のドライバーからは不安の声が上がっています。

今回は、誤解されがちな規制内容について、その概要を解説します。

規制の具体的な内容

今回発表されたチェーン規制は、簡潔に言えば「チェーンがないと走れない区間ができる」のではなく、「いままで通行止めだった区間がチェーンを装着すれば走行できるようになる」というもの。積雪による通行止め時間を、これまでよりも短くすることを目指す規制です。

規制が実施されるタイミングは、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような「異例の降雪時」のみ。国交省・警察庁は、「大雪が予想される2~3日前より通行止め実施の可能性がある旨について事前広報を行い、不要不急の外出を控えることや広域迂回、並びに物流車両の運行計画の見直しなどについて、地域住民や道路利用者に周知する」としています。

ちなみに昨年度(平成29年度)のデータを見てみると、大雪特別警報の発令はなく、大雪に対する緊急発表は3回だったので、実際に規制が実施されるのは年に数回程度と見られています。

対象となる区間は全部で13区間

チェーン規制の対象となる場所については、「勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間」としており、現時点では国道6区間、高速道路7区間からなる全国13区間。具体的な場所は、以下の通りです。

【国道】

  1. 山形県 112号線 月山道路(西川町志津~鶴岡市上名川)27km
  2. 山梨県・静岡県 138号線 山中湖・須走(山梨県山中湖村平野~静岡県小山町須走字御登口)9km
  3. 新潟県 7号線 大須戸~上大鳥(村上市大須戸~村上市上大鳥)16km
  4. 福井県 8号線 石川県境~坂井市(あわら市熊坂~あわら市笹岡)4km
  5. 広島県・島根県 54号線 赤名峠(広島県三次市布野町上布野~島根県飯南町上赤名)12km
  6. 愛媛県 56号線 鳥坂峠(西予市宇和町~大洲市松尾)7km

【高速道路】

  1. 新潟県・長野県 E18 上信越自動車道(信濃町IC~新井PA)25km
  2. 山梨県 E20 中央自動車道(須玉IC~長坂IC)9km
  3. 長野県 E19 中央自動車道(飯田山本IC~園原IC)10km
  4. 石川県・福井県 E8 北陸自動車道(丸岡IC~加賀IC)18km
  5. 福井県・滋賀県 E8 北陸自動車道(木之本IC~今庄IC)45km
  6. 岡山県・鳥取県 E73 米子自動車道(湯原IC~江府IC)34km
  7. 広島県・島根県 E74 浜田自動車道(道大朝IC~旭IC)27km

従来の「チェーン規制」との違いは?

これまでも、冬の高速道路などで「チェーン規制」といった表示を見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。このような従来の規制には強制力がなく、スタッドレスタイヤでも通行できました。

しかし今回新たに発表された規制では「チェーンの装着が必須」となり、規制区間内をチェーンなしで通行すると、道路法に基づいて6カ月以下の懲役か30万円以下の罰金が科せられます。

チェーンとみなされるのは「装着タイプ」のみ

また、新たな規制でチェーンとみなされるのは、「金属チェーンタイプ(金属製のチェーンやワイヤーの製品)」、「ウレタン&ゴムチェーンタイプ(ゴムなどの樹脂製の製品)」、「布製カバータイプ(アラミドなどの特殊繊維製の製品)」といった装着タイプのみ。タイヤに吹き付けるタイプの「スプレーチェーン」は対象外になります。

ON THE ROADでは、チェーンを付けた場合と付けなかった場合のタイヤ性能の違いに関する記事も公開しています。こちらもぜひあわせてチェックしてみてください。

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