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「圧雪路」と「氷盤路」、チェーンよりもスタッドレスが向いている道はどっち?

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冬ドライブの必需品といえば、「スタッドレスタイヤ」と「チェーン」。どちらも滑り止め効果を発揮してくれるアイテムですが、路面の状況によって制動距離(ブレーキを踏んでから停止するまでの距離)が変わってくることをご存じですか?
今回は、JAFが行ったユーザーテスト結果をもとに、「スタッドレスタイヤ」と「チェーン」の性能の違いについてご紹介します。

テスト内容

JAFはタイヤごとの性能を調べるために、冬場によく見られる「圧雪路(雪が踏み固められた状態の路面)」と「氷盤路(凍結した路面(アイスバーン))」の2種類の路面で、走行実験を実施しました。

今回使用したタイヤは、「ノーマルタイヤ」、「スタッドレスタイヤ」、「オールシーズンタイヤ」、「ノーマルタイヤ+チェーン(非金属タイプ)」、「ノーマルタイヤ+オートソック(タイヤに被せるタイプの特殊繊維製の緊急用滑り止め)」、「ノーマルタイヤ+スプレーチェーン(特殊な液剤をタイヤに塗布する緊急用滑り止め)」の6種類。

各タイヤを装着した状態で、40km/hの走行から急ブレーキを踏み、制動距離にどれくらいの差があるかをテストしました。

テスト結果~圧雪路の場合~

テストの結果、雪が踏み固められた状態の「圧雪路」でもっとも短い距離で停止できたのは、「スタッドレスタイヤ」。続いて「オートソック」、「オールシーズンタイヤ」、「スプレーチェーン」、「チェーン」、「ノーマルタイヤ」という順番になりました。

意外にも「オートソック」と「スプレーチェーン」が高い性能を発揮しましたが、路面や走行距離によっては繊維が傷んだり、液剤が取れてしまったりすることがあるので、あくまで緊急用として使うのが賢明とのことです。

テスト結果~氷盤路の場合~

一方、凍結した状態の「氷盤路」でもっとも短い距離で停止できたのは「チェーン」。続いて「スタッドレスタイヤ」、「オートソック」、「オールシーズンタイヤ」、「ノーマルタイヤ」、「スプレーチェーン」という順番になりました。

圧雪路ではいまいちだった「チェーン」が氷盤路で性能を発揮できたのは、チェーンに埋め込まれた金属製のピンが氷盤に食い込んでグリップ力が上がったためと見られています。 

まとめ

もちろんメーカーや種類によって性能は異なりますが、今回のテスト結果では、圧雪路の走行にはスタッドレスタイヤ、氷盤路の走行にはチェーンが向いていることがわかりました。

ノーマルタイヤに関しては、圧雪路ではスタッドレスタイヤの約1.7倍、氷盤路ではチェーンの約1.8倍も制動距離が長くなり、性能の差は歴然。スリップ事故などの原因になるので、降雪時のノーマルタイヤでの走行は絶対に避けましょう。

めったに雪が降らない地域の方はあまりピンとこないかもしれませんが、今年の1月に東京で20cmを越える積雪があったのは記憶に新しいところです。突然の雪に慌てることがないよう、万全の準備をしておきましょう。

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