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クルマのバンパーとは?役割や交換費用を解説!

車のバンパーとは?役割や交換費用を解説!
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「バンパー」は、クルマの外観を形作る重要なパーツであると同時に、安全性にも大きく関わっています。今回の記事では、クルマのバンパーの役割から、素材の違い、修理や交換の方法まで、詳しく解説していきます。

クルマのバンパーってどの部分?

クルマのバンパーは、取り付けられる位置によって以下の2種類に分かれます。

フロントバンパー

車のバンパーとは?役割や交換費用を解説!

フロントバンパーは、車体の前面にあるバンパーです。一般的にヘッドライトやフロントグリルの下に位置しており、ナンバープレートが取り付けられる場所でもあります。

リアバンパー

車のバンパーとは?役割や交換費用を解説!

リアバンパー(リヤバンパー)は、車体の後ろの部分に取り付けられています。テールランプとトランクの下側に位置することが多く、ナンバープレートやリフレクターが取り付けられることもあります。

バンパーの役割とは

バンパーの主な役割は、接触・衝突時の衝撃を吸収することです。車から少し飛び出た形状のバンパーが真っ先に衝撃を受けることで、車両本体や乗っている人へのダメージを軽減する目的があります。また、歩行者と接触したときの衝撃を緩和する役割もあります。

エアロパーツとの違い

車のバンパーとは?役割や交換費用を解説!

バンパーとエアロパーツは、どちらもクルマの外観に関わる部品ですが、その役割は大きく異なります。

まず、バンパーはクルマの基本構造の一部であり、どんな車にも標準装備されています。一方、エアロパーツは後付けの空力パーツで、クルマの空気抵抗を減らしたり、見た目をスポーティーにドレスアップしたりするためのオプション部品です。

端的にいえば、バンパーはクルマを走らせるために必要不可欠な部品ですが、エアロパーツはなくても走行に支障はありません。ただし、エアロパーツを装着することで、高速走行時の安定性向上や燃費改善といった効果が期待できます。

バンパーに使われている素材は主に2種類

バンパーの素材は時代とともに進化してきました。車のバンパーに使用される素材は主に2種類あり、それぞれに特徴があります。

金属製バンパー

かつて主流だったのが金属製バンパーです。頑丈で耐久性の高いというメリットがある反面、その硬さゆえに歩行者などに与える衝撃が大きいというデメリットがありました。また、金属製バンパーは樹脂製よりも重く、車両の重量増加につながるため、燃費面でも劣るといえるでしょう。

樹脂製バンパー

現在のクルマのほとんどは樹脂製バンパーが採用されています。主にポリプロピレンが使用されており、金属製に比べて多くの利点があります。まず、樹脂製バンパーは軽量であり、車の燃費向上に貢献します。また、柔軟性があるので衝突した人や物へのダメージを抑えられるのも特徴です。さらに樹脂素材は加工しやすいため、デザインの自由度が高いのもメリットといえるでしょう。近年はあえて無塗装の黒バンパーも流行しました。

バンパーの修理・交換の方法や費用

車のバンパーとは?役割や交換費用を解説!

樹脂製バンパーは多くのメリットがある一方で、金属製よりも損傷しやすく、ときには傷ついたり外れたりしてしまうこともあります。ここでは、バンパーにトラブルが起きた場合の対処法と、それにかかる費用について説明します。

バンパーに傷がついた場合

バンパーに傷がついた場合の対処法は、傷の程度によって異なります。

軽い擦り傷であれば、自分での修理も可能です。まず、傷周辺をしっかりと清掃してから、コンパウンドで傷を磨いていきます。粗めのコンパウンドから始めて、徐々に細目のものへと移行していくのがポイント。凹みがあればパテで補修し、最後にボディカラーに合った塗装で仕上げるというのが基本的な流れです。

しかし、深い傷や広範囲の損傷の場合は、プロによる修理が必要になります。修理費用は依頼する業者や傷の程度によって大きく異なりますが、一般的に1カ所あたり2~4万円程度が目安となります。ただし、高級車や特殊な塗装が施されている車の場合は、さらに高額になる可能性があります。

バンパーが外れてしまった場合

バンパーが外れたままでの走行は非常に危険です。周囲への接触や安全装置の誤作動などにより事故のリスクが高まるだけでなく、法令違反になる可能性もあります。

バンパーが外れてしまったときは、まず安全な場所にクルマを移動させてから応急処置を行いましょう。まず、ツメでかん合している箇所を確認し、慎重に押し込みます。これだけで固定できる場合もありますが、さらに養生テープや結束バンドなどで固定しておくと安心です。応急処置ができたら、できるだけ早く専門店での修理を受けることが重要です。

バンパーの交換が必要になった場合、費用は車種や損傷の程度によって大きく異なります。一般的な乗用車では8~15万円程度が目安ですが、高級車ではさらに高額になることもあります。

また、近年の車種では安全装置のセンサーやカメラなどがバンパーに組み込まれていることが多いため、それらの確認や調整(=エーミング)が必要になります。エーミングを実施する場合は追加費用がかかることもあるので、あらかじめ各業者に確認しておきましょう。

まとめ

バンパーは、クルマの安全性とデザイン性を高める重要な部品です。しかしその性質上、ダメージを受けやすい部分でもあります。自力での対処が難しい場合は、無理せずロードサービスや保険会社にご連絡ください。

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