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初心者マークはいつまで付ける?免許取得1年経過後も付けていい?

初心者マークはいつまで付ける?免許取得1年経過後も付けていい?
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運転免許を取得したら誰もが必ず付けることになる「初心者マーク(若葉マーク)」。初心者ドライバーはもちろん、ベテランドライバーにも関係がある重要な標識です。今回は初心者マークについておさらいしていきましょう。

結論:初心者マークは1年以上付けてもよい

初心者マークはいつまで付ける?免許取得1年経過後も付けていい?

準中型自動車または普通自動車のドライバーは、免許取得から通算1年間は初心者マークの表示が義務付けられています。通算1年間とはいっても、乗車頻度や運転スタイルは人それぞれなので、まだまだ運転に自信がないという方もいるかもしれません。このような場合、初心者マークを付け続けてもいいのでしょうか。

結論からいえば、義務期間を過ぎたあとに初心者マークを表示し続けていても違反に問われることはありません。一定期間の表示は義務付けられていますが、着脱の期限などについては記載がないためです。

初心者マークを付けるのがおすすめな人

運転に自信がない方や、ペーパードライバー歴の長い方、久しぶりに運転する方などは、あえて初心者マークを付けておくのもおすすめです。初心者マークの種類によっては使用しているうちに劣化してしまう可能性もあるので、必要に応じてホームセンターやカー用品店などで買い替えてもよいでしょう。

初心者マークの正しい取り付け位置とは

初心者マークを付ける場所は、車体の前方と後方の1カ所ずつ、地上0.4メートル以上1.2メートル以下の見やすい位置と定められています(道路交通法施行規則第9条の6)。この範囲内であれば車内外や左右の指定はありません。マグネットタイプならクルマのボディーに、吸盤タイプならガラスの内側から貼り付けられますが、フロントガラスへの貼り付けは禁止されているのでご注意ください(道路運送車両保安基準 第29条 窓ガラス)。

運転中の視界を妨げていないか、ランプ類に接触していないか、周囲から確認できるかなどを十分に確認し、安全に配慮して貼り付けるようにしましょう。

初心者マークに関する罰則

初心者マークはいつまで付ける?免許取得1年経過後も付けていい?

クルマに表示する標識には、初心者マーク、高齢運転者マーク、聴覚障害者マーク、身体障害者マークの主に4種類ありますが、そのうち初心者マークと聴覚障害者マークは対象者が表示しないと道路交通法違反となります。ここでは初心者マーク(正式名称:初心運転者標識)に関する罰則について解説します。

初心運転者標識表示義務

免許所得から1年未満のドライバーが初心者マークを表示しなかった場合、「初心運転者標識表示義務違反」となり、普通車なら4,000円の反則金と行政処分点数(違反点数)1点が課せられます。

さらに、初心者期間中に違反や事故を起こして違反点数の合計が3点以上になると、初心運転者講習を受けることになります。該当者が講習を受けない場合、免許取り消しになることもあるのでお気を付けください。

初心運転者保護義務違反

また、周囲のドライバーに関しても、初心者マークを付けた車両に配慮する義務があります。対象者の車両に対して無理な幅寄せや割り込みを行うと「初心運転者等保護義務違反」となり、普通車なら6,000円の反則金と行政処分点数 1点が課せられるので注意しましょう。

ベテランドライバーにとっては余裕があると思うような場面でも、車線変更などで周囲の初心者を驚かせてしまうこともあります。初心者に急ブレーキを踏ませるような運転は、初心運転者等保護義務違反に該当するので、ゆとりのある運転を心がけたいところです。

まとめ

初心者マークは、ドライバーが運転初心者であることを周りに知らせるための重要な標識です。免許取得から1年間の表示義務期間は法律で定められていますが、それ以降も必要に応じて使用できます。

免許所得から1年未満のドライバーが初心者マークを表示しないと罰則の対象となり、周囲のドライバーにも初心者への配慮義務があります。初心者もベテランも、互いに思いやりを持って運転することで、より安全な交通環境を作り出せるでしょう。初心者マークを見かけた際は、今回ご紹介したポイントを思い出してみてくださいね。

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