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梅雨入り前に知っておきたい「ワックス」と「コーティング」の違いとは

梅雨入り前に知っておきたい「ワックス」と「コーティング」の違いとは
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今年もいよいよ梅雨の時期がやってきます。雨が多くなる前に愛車の汚れ対策として、ワックスやコーティングなどのお手入れを施すドライバーさんも多いのではないでしょうか。今回は、クルマの「ワックス」と「コーティング」の違いと、それぞれの特徴を紹介します。

ワックスとコーティングの違いは「成分」

どちらもボディの塗装の表面に被膜をつくり、汚れなどを防ぐという主な役割は同じですが、成分に違いがあります。

ワックスには基本的に、ヤシから採れる天然の「カルナバ蝋(ろう)」が使用されています。一方、コーティングにはフッ素系やシリコン系、チタン系などのポリマー成分やガラスなどが使用されます。

ワックスの特徴

ブラジル北部などで栽培される「カルナウバ椰子」の樹液から精製する「カルナウバ蝋」。ボディにしっとりとした美しい艶を出してくれるのが特徴で、ワックスはこの成分の含有量が多いほど高級品とされています。安価なものには、動物性や石油系の成分が使用されている場合もあるので、購入前にチェックしてみましょう。

光沢や撥水性に優れているワックスですが、主成分が油脂であるため、ホコリを吸着しやすかったり、フロントガラスの油膜の原因になったりするのが弱点。耐久性は製品や天候などにもよりますが、1カ月~1.5カ月程度です。こまめなお手入れが苦にならないドライバーさん向きと言えるでしょう。

コーティングの特徴

一方、ワックスにくらべて汚れに強く、耐久性にも優れているのがコーティング。ポリマー成分やガラスなどで被膜を形成し、クルマの塗装面を保護してくれます。現在主流なのは、「ポリマーコーティング」と「ガラスコーティング」の2種類。

ポリマーコーティングは、セルフでも挑戦しやすく比較的安価に施工可能ですが、ガラスコーティングは基本的に専門業者による施工となるため料金が高額なのがデメリットです。

しかしその分耐久性は高く、ポリマーコーティングが数か月程度であるのに対し、ガラスコーティングは1年以上もつものもあります。製品や使用状況、施工業者などによって異なるので、コーティングを行う際にはしっかりと下調べをしておくと安心です。

基本的な役割は同じでも、それぞれに一長一短があるワックスとコーティング。今回ご紹介したポイントを参考に、ご自分の好みに合ったものを探してみてくださいね。

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