ON THE ROAD
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クルマを支えるタイヤの空気圧には、常に注意しよう

クルマの足下、タイヤの空気圧には常に注意しよう
heart

タイヤはホイールに履かせただけの状態ではまだ使えません。空気や窒素を車両ごとに設定されている空気圧まで入れて初めて使用することができます。また、空気圧は自然に減少していくので、定期的にガソリンスタンドやディーラー、カーショップなどで設定空気圧に調整する必要があります。

車のユーザーズマニュアルにも、「車に乗るときは、出発前にタイヤの空気圧を点検しよう」という注意喚起がなされています。なぜ、設定された空気圧にすることが重要なのでしょうか?

その答えは、もともとタイヤは車の重さに応じた適正な空気圧にすることで、最大の性能を発揮できるように設計されているためです。路面との接地面積は、乗用車の場合、タイヤ1本につきハガキ1枚分にしかすぎません。この小さな範囲に掛かる圧力が変わってくると、つまりタイヤの空気圧が適正値と異なると、どんな症状が発生してしまうかご存じでしょうか?

空気圧が適正値より高い

  • 乗り心地が悪くなる
  • タイヤ中央部が減りやすく偏摩耗が起きやすくなる
  • カット傷を受けやすくなる

空気圧が適正値より低い

  • 燃費が低下する
  • 偏摩耗が起きやすくなる
  • パンク、セパレーション(剥離)が起きやすくなる

高くても低くても走行時のトラブルと直結してしまうのがタイヤの空気圧です。そしてタイヤのゴムの粒子より窒素、酸素、二酸化炭素の分子のほうが小さいために、きちんと空気・窒素を入れたとしても次第に空気が抜けて空気圧が下がっていきます。ゆえに日常的に空気圧のチェックを行う必要があるのです。

空気圧の確認方法

タイヤの空気圧を確認するときは、タイヤが冷えている状態で作業します。つまり走行前に確認するのが一番なんですね。

ここで使用するのはエアゲージと呼ばれる整備工具です。最初から車載されていないことが多いので、別途購入して用意しておきましょう。

もし、空気圧が低かったら

空気圧が適正値より低いときは空気・窒素を充塡しなければなりません。急がず安全運転で最寄りのガソリンスタンドやディーラー、カーショップまで向かいましょう。

なお空気圧が低いと転がり抵抗が増えるため、燃費が悪くなることから、空気圧を高くすれば燃費が向上するという説がありますが、その差は微々たるもの。それよりも高くし過ぎることでセンター摩耗が起き、タイヤの寿命を縮めてしまい結果的に高くついてしまったり、場合によっては事故に繋がることも。

またホイールサイズを変更してタイヤのサイズも変わった場合、ベストな空気圧も変わってきます。タイヤ購入時にディーラーやカーショップの担当スタッフに尋ねて、適正な空気圧の値を確認しておきましょう。

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