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車検前にチェック!事故を未然に防ぐタイヤの点検ポイント

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新車のときは3年目に、以後は2年おきにやってくる車検。このシーズンになると家計の負担が増えてしまって大変…という気持ちになりませんか。

自賠責保険料、重量税、印紙代といった法定費用だけならまだしも、想定外のお金を請求されたという印象を抱いたことがある方もいると思います。なぜ車検時には、多くのお金がかかるのでしょうか?

そもそも車検の役目は車の各部をチェックし、いま現在、保安上の技術水準に達している状態であると確認すること。国が定めた、この自動車検査登録制度のテスト(継続検査)をクリアすることで、自動車検査証の有効期限を延長できます。

すでに故障している部分はもちろん、今後トラブルが発生しそうな消耗品の交換をうながすタイミングでもあるのが車検。万が一、車両のトラブルで事故を起こして、金銭的負担だけでなく命取りに…なんてことがないように、いわば「車の予防健診」にはちゃんと臨みたいですね。

車検前にチェックしておきたいタイヤの点検箇所

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例えばタイヤの場合、車検時にトレッドの溝の深さや、亀裂・損傷の有無がチェックされます。まず溝の深さですが、乗用車の場合、一番浅くなっている部分の深さが1.6mmよりも深ければOKが出ます。

タイヤの摩耗具合が規定内かどうかは、サイドウォールを見てみましょう。立体的に盛り上がっている三角マーク(スリップサイン)があるのがわかります。このマークがある位置のトレッドを見ると、溝が他のより浅くなっている部分があります。この部分が露出しているとアウト。すり減りすぎとして車検に通らなくなります。

でも、残り溝1.6ミリというのは法律で「もう使っちゃダメ」という基準なんです。なぜかというと止まりにくくなるから。濡れた路面では残り溝が少なくなると止まりにくくなり、事故を引き起こす危険性が高まります。濡れた路面での制動距離は、溝が半分以下になると長くなりだします。なので、タイヤの溝は半分減ったくらいで交換すると安心です。日常点検時に残り溝をチェックし、半分くらいに減ってきたタイミングでタイヤは交換しましょう。

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またタイヤに発生した亀裂は細かいひび割れ程度ならOK。ひび同士が繋がって長くなっている状態でも継続使用は可能と判断されますが、要経過観察として、日常点検時に、より綿密にチェックする必要が出てきます。亀裂といえる状態であれば一発でアウト! といいますか、車検うんぬんではなく、その状態での走行は非常に危険です。すぐにタイヤの交換を! また、こちらのページでは、タイヤのチェックポイントと長持ちさせる秘訣などをまとめてありますので、合わせて参考にどうぞ・

最適な車検費用の見極めポイントとは?

改めてまとめてみましょう。車検時に必要なお金は、①法定費用、②要交換な部品・消耗品の代金、③点検費用、④交換する部品・消耗品の工賃です。

この③点検費用と④交換する部品・消耗品の工賃は、車検の依頼先によって異なります。具体的には「各作業で必要とされる時間」×「レバーレート(時間工賃)」が点検費用&工賃の料金となります。

一般的にはカーショップや整備工場のほうが安いようですが、カーディーラーはその車に詳しいスタッフが在籍しているため、安心感があります。また車検整備の履歴があると、リセールバリューが高くなるというメリットも。

一方カーショップは、消耗品などの品揃えが豊富なので、この機会に色々交換しようという場合は便利です。また整備工場は全体的にリーズナブル。しかし一部の外車には対応してくれないこともあります。

ガソリンスタンドなら顔見知りのスタッフにお願いできますし、金額だけではなく、あなたの愛車の車種や状況と照らし合わせて、その時に最適なお店に車検整備をお願いするといいでしょう。

なお、車を直接自動車検査登録事務所に持ち込んで継続検査をお願いするユーザー車検という選択肢もあります。もっともリーズナブルですが、これは車のメンテナンスを自分の手で行える人かつ平日に休みが取れる人でなければ難易度が高すぎるので注意してくださいね。

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