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春ドライブの前に「下部洗浄」を!正しい処理で車を守ろう

春ドライブの前に「下部洗浄」を!正しい処理で車を守ろう
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愛車を美しく保つために欠かせない「洗車」。クルマ好きなら、もちろん定期的にやってるよ!という方がほとんどかと思いますが、車体の下までしっかりお手入れしているという方は少ないのでは? 今回は、春のドライブ前に「下部洗浄」を行うべき理由と、その方法をご紹介します。

「下部洗浄」をすべき理由とは

春ドライブの前に「下部洗浄」を!正しい処理で車を守ろう

雪の多い地域ではスリップ事故を防ぐため、路面に凍結防止剤や融雪剤が散布されていることがあります。しかしこれらは原材料に塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどが使われている場合が多く、クルマに付着したまま放置すると、「塩(えん)」が金属部分を腐食させるというデメリットがあるのです。路面との距離が近く、ボディのように塗装されていないクルマの下回りは、凍結防止剤や融雪剤によって特にサビやすい部分といえます。

最悪のパターンとは

また、クルマの下回りはボディや窓などと違って、汚れやサビがあっても気付きにくい部分です。クルマの下部にはエンジンやブレーキまわりの部品、マフラーなど、多くの重要な部品が露出しています。製造段階で防サビ加工は施されていますが、飛び石や汚れなどによって劣化した部分から腐食が進行してしまうこともめずらしくありません。最悪の場合、故障による事故を引き起こす危険性もあるので注意が必要です。

下部洗浄の三つの方法

クルマの下部洗浄をする方法はいくつかありますが、ここでは3つの方法をご紹介します。

洗車機の「下部洗浄」オプションを利用する

もっと手軽に行いたい方には、ガソリンスタンドの洗車機で下部洗浄のオプションを利用する方法がおすすめ。基本的には通常の洗車料金に、数百円程度の追加料金で利用できます。洗車機の機種によっては、下部洗浄に加えて簡易的な防サビコートをしてくれるものもあります。 洗車事業者による「日本洗車連盟」が運営するサイト「洗車専科」では、下部洗浄対応スタンドを検索できますので、参考にしてみてください。

自分で洗浄する

もちろん自分で下部洗浄を行うことも可能です。自宅に洗車場所や道具がなければ、コイン洗車場を利用しましょう。数百円程度で高圧洗浄機を手軽に利用できます。

下部洗浄を自分でやるコツ

春ドライブの前に「下部洗浄」を!正しい処理で車を守ろう

下部洗浄を自分で行う場合は、普通の水道ホースでは洗い残しが起こりやすいため、より使いやすいアイテムをそろえておくのがおすすめです。手持ちのホースの先に取り付けられる下部洗浄用の散水ノズルや、洗車以外にも活用できる高圧洗浄機など、さまざまなタイプの商品が販売されているのでお気に入りのものを選んでみてください。

ただし、高圧洗浄機に関しては、一カ所に長時間当て続けることでパーツが破損したり、隙間に水が入り込んだりすることもあるので、使い方には十分注意しましょう。

シーズン前の防サビ対策も有効

雪の多い地域に住んでいる場合や、あらかじめ旅行などで雪道を走ることがわかっている場合は、シーズン前にカーショップやディーラーで「サビ止めコーティング(アンダーコート)」を施しておくのも手です。依頼する業者やクルマのサイズなどにもよりますが、施工料金の相場は1~5万円程度となっています。

まとめ

冬の間に付着した凍結防止剤や融雪剤に含まれる塩分は、目に見えない金属パーツを腐食させる大きな原因となります。季節の変わり目には、専門店やガソリンスタンドの下部洗浄サービスを利用するか、自分で適切な道具を使って丁寧に洗浄することをおすすめします。愛車を長く美しく保つためにも、見えない部分こそしっかりケアして、安全で快適な春のドライブを楽しみましょう。

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