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外からでは見逃しがち!「車内」からチェックすべき点検ポイント

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クルマのさまざまなトラブルは、実はドライバー自身が行なう日常点検によってほとんど回避できるといわれています。しかし“日常”点検とはいえエンジンルーム、クルマ周り、車内……とそれぞれの点検項目はかなり多いのも事実。今回は車内における点検項目の中から、特に注意しておきたい3つのポイントをご紹介します。

ワイパーの動きは運転席側からチェック

ワイパーの役目といえば、雨の日などの視界確保。ワイパーのゴム部分の寿命は使用状況によって異なりますが、紫外線や熱によって日々劣化し、やがてガラスの拭きムラやキズ、異音などを引き起こします。さらに近年は「追従走行」や「衝突回避ブレーキ」機能を搭載したクルマも増えており、拭き残しはセンサーの感知不良につながることも。

点検時はキズ防止のため必ずウインドーウォッシャーでガラスを濡らしてから、ワイパーの低速・高速の各作動と拭き取り状態を確認しましょう。明らかに拭きムラがある場合やゴムの劣化が見られる場合、異音がする場合はすみやかに交換を。また、交換直後にもかかわらず異音がする場合は油膜や汚れなどが原因の可能性もあるので、フロントガラス側をチェックしてみてくださいね。

ウインドーウォッシャー液の噴射状態

ワイパーと合わせて点検しておきたいのが、ウインドーウォッシャー液。常に使うアイテムではないからこそ普段のお手入れが重要です。ウインドーウォッシャーを作動させて、噴射の勢いが悪かったり、ワイパー作動範囲の中央部分に噴射されない場合は、ノズル穴を安全ピンなどで清掃しましょう。また、いざというタイミングで液が切れてた! なんてことがないように、液量の点検もお忘れなく。

凍結の危険性がある寒冷地以外であれば、ウォッシャー液は水で希釈して使えます。使用状況に合わせて調節してみてくださいね。ただし、洗浄・撥水などタイプの異なるウォッシャー液を混ぜるとノズルの詰まりの原因になるのでくれぐれもチェック漏れにはご注意を。

ブレーキペダルの確認もお忘れなく

クルマの命といっても過言ではないブレーキですが、あまりの身近さに点検が後回しになりがち。運転前に必ずチェックしておきたいのがブレーキペダルです。エンジンをかけて異音がないかを確認した上で、ペダルをいっぱいに踏み込んでみましょう。新車時や定期点検直後の感覚を目安に、踏みしろ(床板との隙間)や踏みごたえに変化があったら要注意。

踏みしろが少ない場合や踏みごたえがやわらかい場合はブレーキ液の漏れや空気混入が考えられます。そのままにしておくと停止位置が伸びたり、とっさの対応の妨げになり大変危険です。少しでも異変を感じたら、すぐに近くのディーラーやカーショップに相談してみてくださいね。

安全なドライブのためにクルマの点検は必要不可欠。今回ご紹介した項目は、ほとんど運転席から行なえる分日頃から気軽に点検しやすい箇所でもあるので、特に気に留めておきたいところです。

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