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ワイパーブレードを交換しよう!交換方法や業者への依頼についても解説!

ワイパーブレードを交換しよう!交換方法や業者への依頼についても解説!
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「ワイパーブレード」は、悪天候時の運転には欠かせない重要な部品です。しかし長期間の使用により劣化が進んでいくと、安全運転に支障をきたす場合があります。

そこで今回の記事では、ワイパーブレードの交換目安や交換方法などについて詳しく解説します。

ワイパーブレードとは

ワイパーブレードを交換しよう!交換方法や業者への依頼についても解説!

ワイパーブレードは、クルマのフロントウインドーやリアウインドーなどの表面に装着されているパーツです。アーム、ブレード、ゴムの3種類のパーツで構成されており、一般的には「ワイパー」と呼ばれることもあります。作動させると左右に動き、ガラスに付着した雨や雪などの水滴や汚れを拭き取って、ドライバーの視界を確保するはたらきがあります。

ワイパーブレードの形状は、大きく分けて以下の3種類です。それぞれの特徴をご紹介します。

トーナメントタイプ

国内で最も一般的なのが「トーナメントタイプ」です。トーナメントという名前は、組み合わさったフレームの形がトーナメント表のように見えるのが由来となっています。

シンプルな形状ですが強度は高く、ガラスの曲面にフィットして拭き取りやすいのが特徴です。ただし高速走行時はほかのタイプよりも性能が落ちる場合があります。

フラットタイプ

輸入車に多く見られるのが、ゴムとブレードが一体化した「フラットタイプ」です。しなやかなフレームで高い密着性をもち、均一な圧力をかけて拭き取れます。

中でも空気抵抗を低減するエアロフォルムを採用しているものはワイパーが浮き上がりにくく、高速走行時でも安定感があります。パーツが一体化しているという構造上、ゴムのみ・ブレードのみの交換ができないというデメリットもあります。

デザインタイプ

「デザインタイプ」は、その名のとおりデザイン性に優れた見た目が特徴です。トーナメントタイプとフラットタイプのメリットを兼ね備え、払拭性能の高さと美しさを両立しています。

近年では国内車での純正装着も増えていますが、トーナメントタイプと比較すると交換費用が高いというデメリットもあります。

ワイパーブレードの交換が必要な理由

ワイパーブレードを交換しよう!交換方法や業者への依頼についても解説!

ワイパーブレードのゴムは、ガラス面との接触で少しずつ摩耗します。さらに紫外線や雨風、寒暖差などのダメージによって、ゴムやブレードも劣化していきます。

劣化したワイパーブレードは視界悪化の原因になるだけでなく、車検に通らなくなる(保安基準違反となる)可能性もあるので、定期的な点検と交換が必要です。

ワイパーブレードの交換の目安

クルマの使用状況や保管場所などによって劣化状態は変わりますが、ワイパーゴムの交換時期は半年~1年ごと、ワイパーブレードの交換時期は1~2年ごとが目安といわれています。ブレードとゴムが一体化しているタイプの場合は、ゴムの状態に合わせて交換しましょう。

これらの目安の期間に満たなくても、拭き残しやビビリ音が気になり始めたら交換を検討してくださいね。

ワイパーブレードの交換方法

ワイパーブレードの交換方法には、カー用品店などの業者に依頼する方法と、自分で交換する方法があります。

業者に依頼する場合

ワイパーブレードの交換は、一般的な国産車であればそれほど難しい作業ではありませんが、輸入車の場合は特殊なパーツが使われている場合があるため、プロに任せると安心です。ワイパー交換の工賃の目安は、カーショップやガソリンスタンドなら数百円~1,000円程度、ディーラーなら1,000円~1,500円程度で、ここにワイパー本体の価格がプラスされます。

自分で交換する場合

自分でワイパーブレードを交換する場合は、基本的に以下の手順で作業を行います。

  1. ワイパーアームを立てる
    交換しやすくなるように、ワイパーアームを立てます。
  2. ワイパーブレードを取り外す
    アームとブレードの接続部分にあるストッパーを押さえながらブレードをスライドさせて外します。アームはガラスを傷つけないように、タオルなどを挟んで寝かせておきます。
  3. ゴムを交換する
    ゴムを交換する場合は、古いゴムを引きぬいてから新しいゴムを差し込んでロックします。
  4. ワイパーブレードを取り付ける
    再びアームを立てて、ワイパーブレードを取り付けます。
  5. 動作確認
    ワイパーブレードが正しく取り付けられているか、スイッチを操作して動作を確認しましょう。正常に動いていれば、交換作業は完了です。

取り付け方法はワイパーブレードの種類や車種によって異なる場合があるので、交換前に必ず取扱説明書を確認しておきましょう。また、もしパーツがうまく抜けなかったりはまらなかったりしても、決して無理な力を入れないように注意してください。破損やケガの原因になります。

まとめ

ワイパーブレードは定期的な交換が必要な消耗品です。点検する際は作動状態だけでなく、ゴムのひび割れや金具のガタつきがないかなども目視でしっかり確認しておくことをおすすめします。

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