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ブレーキパッドを自分で点検してみよう!やり方や注意点を紹介します!

ブレーキパッドを自分で点検してみよう!やり方や注意点を紹介します!
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「ブレーキパッド」は、クルマのブレーキシステムのなかでも特に重要な部品の1つです。定期的にメンテナンスをして、状態によっては交換する必要もあります。今回の記事では、ブレーキパッドの点検・交換方法と注意点について詳しく解説します。

ブレーキパッドとその役割とは

「ブレーキパッド」は、タイヤと連動して回転するブレーキディスク(ブレーキローター)を挟み込むように設置されています。ブレーキをかけるとブレーキパッドがブレーキディスクに押し付けられ、その摩擦によって自動車が減速・停止するという仕組みです。

ブレーキパッドの交換が必要な理由

ブレーキパッドを自分で点検してみよう!やり方や注意点を紹介します!

新品時には厚さが約10mmあるブレーキパッドですが、使用するにつれて少しずつ摩耗していきます。残量が少なくなると性能が低下してブレーキが利きづらくなったり、異音が発生したりします。さらにそのまま使用を続けていると故障や事故の原因になることもあるので、状態に応じて交換が必要です。

ブレーキパッド点検・交換の目安

ブレーキパッドを点検・交換するタイミングの目安となるのは以下の3つです。

  1. 異音
    多くの国産車には「パッドウェアインジケーター」という装置が取り付けられており、パッドの寿命が近づくとブレーキをかけたときに「キーキー」や「ゴーゴー」といった異音を発して摩耗を知らせてくれるようになっています。
  2. ブレーキフルードの液面低下
    ブレーキフルード(ブレーキオイル)は、リザーバータンクの上限ラインと下限ラインとの間に液面があるのが正常な状態です。液漏れなどの異常がないのに下限ラインを下回る場合は、ブレーキパッドの残量が少なくなっている可能性があります。
  3. 警告灯の点灯
    ブレーキパッドの残量不足でリザーバータンクの液面が下がると、メーター内のブレーキ警告灯が点灯することがあります。パーキングブレーキを解除しているのにもかかわらず点灯し続けるときは何らかの不具合を疑いましょう。

ブレーキパッドの残量は、ホイールを外してブレーキキャリパーの点検窓から目視でも確認できます。新品時の約半分である5mm程度であれば次の車検時に交換すれば問題ありませんが、厚みが2~3mmになったらすみやかに交換しましょう。

ブレーキパッド交換は専門家がおすすめ

ブレーキパッドの交換は技術と知識が必要な作業です。交換手順を誤るとブレーキの不具合を起こすため、専門のメカニック(自動車整備士)に依頼することをおすすめします。多くのメーカーのブレーキパッドの取扱説明書でも、整備士による取り付けが推奨されています。

なお、プロに依頼した場合の交換費用は、部品代と工賃をあわせて1カ所あたり約5000円~となっており、所要時間は30分程度です。ブレーキパッドの種類や車種、業者などによっても費用が変わるので、お近くの店舗にご確認ください。

一般的にはディーラーよりもカーショップや修理工場の方が工賃が安い傾向にあります。スタッドレスタイヤへの履き替えなど他のメンテナンスと同時に依頼したり、パッドも純正ではない商品を選ぶことで費用を抑えられる場合があります。

まとめ

ブレーキパッドは重要保安部品にも指定されており、メンテナンスを怠ると命の危険にも直結するパーツです。今回ご紹介したポイントを参考に、少しでも異常を感じたら必ずプロに相談するようにしてくださいね。

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