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まだ寒い季節の車中泊。快適に過ごす方法、教えます

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テントやコテージに寝泊まりするキャンプも楽しいですが、愛車で一夜を過ごす車中泊もひと味違います。

でも、密閉性の高い車とはいっても、外装は金属。周囲が寒ければ、その冷気が内部にも伝わってきます。

日中は暖かくなってきた季節でも、まだまだ朝夕は冷え込みます。特にキャンプ地として人気のある山間部はなおさら。ゆえに車中泊は寒さとの戦いになります。しかし事前に対策を施して、適切なアイテムを用意していけば、快適なベッドルームが作れますよ!

Point1:ガラスに断熱材を貼る

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移動先では車内から、すべてのガラス面に断熱材を貼ります。その準備として、あらかじめガラスの形に切った断熱材を用意しておきます。

断熱材にはいくつかの種類があって、最も安価なのはプチプチと呼ばれる梱包材のエアキャップ。いくつもの空気の層が、外部からの冷気の伝わりを抑えてくれます。

数千円くらいの出費なら大丈夫という人は、発泡マットにアルミシート蒸着させた銀マットを切り出しましょう。なお銀シート側を窓側に、発泡マット側を車内側にして貼る必要がある(逆にすると断熱効率が大幅に下がる)ので注意してください。

本格的にカーキャンプを楽しむ方で、数万円〜の施工費と、中古で売却するときのリセールバリューの低下を覚悟できるならば、いったん内装を剝がして、隙間に断熱吸音材を入れるというテクニックもあります。車内空間のひろいミニバン・ワンボックスでは効果絶大ですよ。施工する際はキャンピングカーなどに強いお店に相談するといいでしょう。

Point2:防寒着を多めに用意

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衣類はこれくらいでいいだろう、と思っていたら、寒すぎて眠れなかった。そんな事態を防ぐためには、防寒効果の高い衣類を多めに用意したいところです。特に家族で車中泊するとき、自分は我慢できても、子供たちにとってはつらいだけの体験となってしまうかもしれませんから。

ヒートテックなどのインナーウエアは交換用のものを1セットずつ、フリースなどの重ね着ができるものも1セットずつ用意しましょう。

断熱効果の高い布団もしくは冬用の寝袋なら、ダウンなどの分厚いアウターは着込まなくても大丈夫…なのですが、万が一のことを考えて、裏ボアのスウェット(上下)も用意します。

効果が高いのはネックウォーマーと目出し帽! 特にフリース素材のものがオススメです。

Point3:モバイルバッテリー&USBウォーマーを暖房に

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トラブルを起こさないためにも、車中泊中はエンジンをかけない=エアコンを使わないのがベスト。他のアイテムを駆使して、身体の保温効果を高めるのがオススメです。

一番お手軽なのは使い捨てカイロ。お湯を沸かせる環境にあるなら、湯たんぽもなかなか効果的です。

さらに一歩踏み込むなら、USBウォーマーと呼ばれるグッズを導入しましょう。スマートフォンやデジカメを充電できるモバイルバッテリー(USBバッテリー)で使える保温グッズです。

クッション型、膝掛け型、肩掛け型、腹巻き型など、さまざまな形状の商品があります。1つのモバイルバッテリーからタコ足配線的に接続するのは危険なので、1商品につき1台のモバイルバッテリーも用意しましょう。それもバッテリー容量15,000〜20,000mAhくらいの大型タイプならば、朝までホカホカです。

また、車中泊の際は「エコノミークラス症候群」にご注意を。飛行機でのみ起こるものと誤解されがちですが、実は長時間座っているロングドライブは起こりやすいシチュエーションなのです。適宜ストレッチを行うなどして、身体を動かしてくださいね。

寒すぎる夜の嫌な思い出とならないように、あらかじめ防寒グッズを備えたうえで車中泊にチャレンジしましょう。では、よい旅を!

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