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旅を楽しく!しかも節約にも!車中泊をするのに最適な車の選び方

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草原の中で星空を見たい。峠で日の出を迎えたい。そんなドライブを楽しむなら、ホテルに泊まると、かえって時間と手間がもったいないですよね。満天の星空を見ながら食事をしたい、絶景ポイントで最高の朝日を拝みたいといった願いをかなえたいなら、オートキャンプがオススメ。

その中でも、もっともお手軽に泊まる方法が車中泊です。そう、愛車をテント代わりに、ベッドルームとして使うのです。車内の小さな灯りだけで過ごす夜は、格別ですよ。

チェックイン/チェックアウトの時間に左右されることもなくなりますし、マイペースで日本各地を旅することができるメリットもあります。

もしもロングドライブを楽しむために車を買い換えたいと考えているなら、快適に車中泊ができる車を選んでみてはいかがでしょうか。

シートがフラットになる車両→ミニバンがベスト!

もっとも優先すべきは寝心地です。運転席・助手席をリクライニングさせた状態をベッドにすると寝返りが打てず、疲れがたまってしまいます。

また、車中泊が必要となる際は必然的にロングドライブになることが多いのではないでしょうか。座ったままの姿勢は血管を圧迫し、血栓を作る恐れも。血栓が肺にまで届くと「エコノミークラス症候群」に陥り、具合が悪くなることもあります。だからこそ、途中で休んでストレッチをしたり、寝るときは身体を横にできる空間が必要です。ゆえに後部座席をたたんだときに、荷室と段差ができないフラットな状態になる車両がベスト。

必然的にセダン、クーペはアウト。ステーションワゴンは可能な車種もありますが、実は天井が低く、圧迫感を感じて寝つきが悪かったり、浅い眠りになってしまう可能性も。そのため、車中泊を視野に入れるなら選択肢から外れそうです。そうなると候補になってくるのがミニバン。ミニバンはセカンドシート・サードシートを繋げてフラット状態にできる車種と、フロント・セカンド・サードシートのすべてがフラット状態にできる車種があります。フロントシートは運転席と助手席が分割しているため、フラット状態にしてもランバーサポートなどが当たってしまい寝返りは打てません。なので、フロントシート部分がフラットになるかどうかはあまり考えなくてもいいでしょう。

注意すべきはセカンドシート。いわゆる7人乗り仕様はセカンドシートがフロントシート同様に分割しているので、寝返りは打てません。車中泊用途で考えるなら、セカンドシートがベンチシートとなっている8人乗り仕様を選んだ方がいいですね。

なおシートアレンジでフラット状態にできる車種であっても、多少の凸凹や段差があります。ですので寝るときは厚手のインフレーターマットをシートの上に敷きましょう。インフレーターがシートの凸凹を埋めてくれるので快適さが段違いです。シートの隙間をぬってやってくる冷気対策にも効果があります。

冬のうちは寒気対策を忘れずに!

そうそう、冬場は想像以上に寒くなります。吹きっさらしの場所に車を停めていると、テントとあまり変わらないくらい冷え込むことも。エアコンを使えばいいのですが、温かさを得られる代わりにエンジンをかけっぱなしになるので、エンジンの振動が車内全体に伝わってきます。これだと騒々しくて眠れないときは、フロントガラスやウィンドウにエアキャップシートをはりつけるなど、走行中に暖まった車室内の気温を下げない工夫が必要です。また寒くなったとしても快適に眠れるように、氷点下でも使える山岳系グッズメーカーの冬用寝袋を用意するか、3シーズン用寝袋を二枚重ねして使いましょう。

ミニバンはイヤ。どうしても欲しい車がある。その車で車中泊したいなら、検索ワードを「車種名 車中泊」にして、Google検索してみましょう。もしかしたらその車でチャレンジしている先輩たちの記録にアクセスできるかもしれませんよ。

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