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緊急時が来る前に知っておきたい、パンク修理キットの使い方と使い所

緊急時が来る前に知っておきたい、パンク修理キットの使い方と使い所
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近年、スペアタイヤの代わりに搭載されるようになった「パンク修理キット」。スペアタイヤよりも軽量でコンパクトなのがうれしいアイテムですが、使用の際にはいくつか注意点もあります。今回はそんなパンク修理キットについて解説します。

「タイヤパンク応急修理キット」とは

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「パンク応急修理キット」とは、クギやネジなどが刺さってパンクしたタイヤを応急修理して、整備工場までの一時的な走行を可能にするもの。基本的には、クギやネジなどを抜かずに液状の補修材をタイヤ内部に流し込み、付属のコンプレッサーで空気を送って空気圧を調整するという仕組みです(補修材と空気が同時に入る一体型もあります)。使用後は急ブレーキや急ハンドルといった無理な操作は避け、すみやかに整備工場へ移動しましょう。

応急修理キットで対応できるのは「軽度のパンク」

ただし、応急修理キットで修理できるのは基本的に軽度のパンクのみなのでご注意を。具体的には4mm以内の刺し傷や切り傷に限られるので、使用する前に必ずパンク部分の状態を確認しましょう。

応急修理キットでは対応できない場合

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4mm以上の大きな亀裂がある場合や、タイヤのサイド部分に傷がある場合、ホイールが破損している場合、2本以上のタイヤに傷がある場合(通常、キットの容量は1本分)などは、キットでの修理はできません。その際はロードサービスなどを手配することになります。

応急修理キットの「使用期限」に注意

また、応急処理キットには使用期限があります。製品によって異なりますが、期限はおよそ4年で、短いもので2年、長いものなら6年というものも。使用期限を過ぎたキットは補修材が劣化していたり、液量が減っていたりして修理ができない可能性があります。「いざ使おうと思ったら使えない……」なんてことにならないためにも使用期限はしっかりチェックして、定期的に買い替えるようにしておきましょう。

なお、キットを使用したタイヤは原則新しいタイヤに交換となります。ホイールは再利用できますが、付着した補修材を取り除いてバルブを交換する必要があるので、パンクの際はそれらも心得た上でキットを使用するべきか検討してみてくださいね。

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