ON THE ROAD
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縦列駐車への苦手意識は、この4ステップで克服しよう!

縦列駐車
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「あ! あそこのパーキングメーターが空いてる! でも前後に車両があって駐車しにくいな…」と感じて、せっかく見つけたリーズナブルな駐車枠をスルーしたこと、ありませんか?

バックしながら、ハンドルを切っていかなければならない縦列駐車は難しいもの。ですが、苦手意識を持ったままでいたら、いつまでたっても上達しません。一度コツをつかんでしまえば、自信を持ってパーキング枠に駐車できるようになりますよ。

近ごろは駐車をサポートするパーキングアシスト機能が搭載されたクルマも少なくありませんが、いざというときには自力で駐車できることに越したことはありません。今回は、道路の左側にあるパーキングメーターに、右ハンドル車で駐車するケースを例として、4つのStepに分けてそのコツを紹介します。またパーキングアシスト機能の上手な使い方についても紹介します。

Step1:前の車と平行に停車して、左にハンドルを切る

縦列駐車への苦手意識は、この4ステップで克服しよう!

利用したいパーキング枠の前方に停まっている車の真横へ、ドアが開けられるくらいの間隔(1mほど)を空けていったん停車します。具体的な目安としては、停まっている車のリヤバンパー(最後部)の位置が、乗っている車のリヤバンパーと同じ直線に並ぶようにしましょう。

同じサイズ感の車であれば、ドアミラーの位置が同じになるようにするのがコツ。自分の車がコンパクトハッチバックで、前の車が大型ワゴンの場合は、前の車のセカンドシート(スライドドア)あたりを目標にするといいでしょう。

停車したらハンドルを左いっぱいに切ります。これ以上回せない! という状態になるまで切ってください。このとき、どれくらいハンドルを切ったのかを「1.5回転」「1と3/4回転」といったように覚えておきます。

Step2:バックしながらドアミラーを確認し、後方車両が全部はいったらストップ

縦列駐車への苦手意識は、この4ステップで克服しよう!

ギアをバックに入れ、ゆっくりとブレーキから足を離します(オートマチック車の場合)。ゆっくりとバックしながら、姿勢を変えずに右のドアミラーを見ます。

ドアミラー内に後方の車両が全部映り込んだらブレーキを踏んで停車します。

Step3:ハンドルをまっすぐに戻してバックする

縦列駐車への苦手意識は、この4ステップで克服しよう!

左いっぱいに切ったハンドルをまっすぐに戻します。どれだけ戻せばまっすぐの状態になるのか、の答えは「先ほど左に切った分と、同じ回転数だけ」。「1.5回転」なら同じ分だけ右に1.5回転すればOKです。

ハンドルをまっすぐにしたら、運転席側のドアウインドーを下げて、窓から後ろを見ながらブレーキから足を離してバックします。

どこまでバックすればいいかの目安は、リヤ(後ろの)タイヤがパーキング枠の白線を踏んだ状態なるまで下がればOKです。

Step4:ハンドルを右に切ってバックする

縦列駐車への苦手意識は、この4ステップで克服しよう!

ハンドルを右いっぱいに切ります。そして左前を見ながらバックします。もし前方車両にぶつかりそうなら、ハンドルをまっすぐに戻し、ぶつからない位置までバックしてから、再度ハンドルを右いっぱいに切ってバックします。

続いて左のドアミラーを見て、左後ろがぶつからないように確認します。ぶつかってしまいそうなら、ハンドルをまっすぐに戻して車を少し前進させ、またハンドルを右いっぱいに切ってバックします。

車がパーキングメーターの枠内に収まったら、ハンドルをまっすぐに戻し、少しだけ前進させます。

さあ! これで縦列駐車ができました!

各Stepで共通するポイントは、

  • ハンドルを左右ともに目いっぱいに切ること。
  • バックする際は歩くスピードよりも遅く、ゆっくりと車を動かすこと。
  • 極力目視で安全を確認すること。
  • 左前と左後ろの接触に気をつけること。

これらを意識すれば、今まで苦手だった縦列駐車にも自信がつきますよ。

アシスト機能を使うときは、使える状況を覚えておこう!

縦列駐車への苦手意識は、この4ステップで克服しよう!

駐車場サービスなどを展開するパーク24株式会社が「タイムズクラブ」の会員を対象に2012年2月に実施したアンケートでは、運転支援機能付きのクルマを運転したことがある人は33%で、支援機能を利用・作動経験がある人はそのうちの約8割。作動した状況でもっとも多いのは「駐車時」とのこと。各社から駐車支援システム機能が搭載された車種が発売されるなか、着実に利用者は増えているようです。

ただし、現在の駐車支援システム機能は、フルオートではなくドライバーの操作が必要になるアシスト機能がほとんど。機能の使用条件を満たした状況では使用できますが、使用できないシーンも少なくないということは頭に入れておきましょう。

具体的には、通路幅や道路幅が使用可能な基準に満たない場合や、隣接する駐車枠内に正しく駐車されていない場合、夜間や暗い屋内駐車場で枠線などが見えづらい場合、駐車経路内に障害物があったり、駐車動作中に車が経路に入ってきたりした場合などです。

逆に、使用要件を満たした状況であれば、ドライバーはブレーキ操作とシフトレバーの切り替え、周囲の安全確認をするだけで、簡単に縦列駐車ができます。アシスト機能のハンドルさばきや切り返しのポイント、停止位置などを参考にしながら、自分の体感でも覚えるようにしておきましょう。

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