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下り坂でのロングドライブではご注意を!「フェード現象」とは?

下り坂でのロングドライブではご注意を!「フェード現象」とは?
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もうすぐ夏休み。この時期は涼しい山や高原へのドライブを計画している方も多いのではないでしょうか。

ところでみなさんは、長い下り坂での運転の際、ブレーキの利きの悪さを感じたことはありませんか? 今回は、坂道で注意したい「フェード現象」について解説します。

下り坂で発生するフェード現象とは

平たんな道路に比べてスピードが出やすい下り坂。特に長い下り坂ではエンジンブレーキとフットブレーキを併用するのが理想的ですが、このときフットブレーキを多用するとブレーキが利きづらくなることがあります。この現象が「フェード現象」です。

フェード現象の原因は?

ブレーキパッドにはそれぞれ素材に応じた耐熱温度があり、それを超えると摩擦係数が下がって性能が一気に低下します。何度も連続してフットブレーキを踏むと、ブレーキパッドがブレーキディスクと接し続けることで熱くなり過ぎてしまい、ブレーキの利きが悪くなるというわけです。

もし、そのままにしておくと…

下り坂でのロングドライブではご注意を!「フェード現象」とは?

ブレーキの利きが悪くなると焦ってさらにブレーキペダルを踏んでしまいがちですが、この状況はさらに危険。ブレーキパッドとブレーキディスクの熱が上がり続けると、やがてブレーキフルード(ブレーキオイル)にまで熱が伝わり、これが沸騰することでホース内に気泡が発生します。

この状態でブレーキペダルを踏んでも気泡によって圧力が伝わらず、完全にブレーキが利かなくなる「ベーパーロック現象」が起こってしまいます。なお、ブレーキフルードは経年劣化によって沸点が低くなっていくので定期的な交換を心がけましょう。

フェード現象の兆候と対策は

フェード現象の兆候は、「焦げ臭いニオイ」。もし発生してしまったら、MT車の場合は1つずつシフトダウンしてエンジンブレーキで徐々に速度を落とします。

AT車の場合はサイドブレーキを少しずつ引いて速度を落とし、ブレーキパッドの温度を冷ましましょう。サイドブレーキを一気に引いてしまうとスリップの原因にもなりますので落ち着いてゆっくり引くようにします。

また、停車後にタイヤ付近から煙が出ていても、水を掛けるのはNG。急激な温度変化によってパーツの破損などにつながりますので、自然に温度が下がるのを待ちましょう。

知識として頭の片隅に入れておけば、もしものときも焦らず対処できるはず。ドライブで下り坂に差しかかったときには、ぜひ思い出してみてください。

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