ON THE ROAD
TOYO TIRES

寒~い時にこそ要注意!冬の車にまつわるトラブル回避法

heart

1、冬に起こる車のトラブル、何が多いの?

冬は寒さの影響で、この季節ならではのトラブルが発生します。帰省やレジャー、遠出の時、寒空の下で立ち往生してしまっては、せっかくの楽しい思い出も吹き飛んでしまいますね。どんなトラブルが多いのか、JAFのロードサービス出動理由ランキングを見てみましょう。上位3つの主な防止策を実践するだけでも大変有効です。

ロードサービスの主な出動理由(20132月)

ロードサービスの出動理由

「過放電バッテリー」対策

自動車のバッテリーは消耗品です。寒さにも弱く、気温が下がると性能が下がってしまいます。バッテリーの状態を専門店などで定期的にチェックしてもらうようにしましょう。

「落輪」対策

雪が積もると路肩の位置がわかりづらく、側溝が見えないことも。センターラインを基準にして走り、路肩に寄ってしまうことを防ぎましょう。

「タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)」対策

季節を問わず多いトラブルです。冬の場合は、スタッドレスに履き替えた際に、空気圧の点検・補充忘れも要因になります。前シーズンに保管した状態のまま走ることのないように気を付けましょう。

2、トラブルに見舞われたら・・・

もしも車が突然止まってしまったときは正しい対応をしないと、後続車の衝突など2次被害が発生する可能性があります。安全な場所に移動して、救援を呼ぶようにしましょう。

SOSといえば、発炎筒と三角表示板

救援を呼ぶときに必要になるのが、発炎筒と三角表示板(三角停止板)。車内のどこにあるかわかりますか?一般的に、発炎筒は助手席の周辺、三角表示板はトランクに入っています。発炎筒は車載義務があり、三角表示板は高速道路で停止するときに表示義務があります。

発炎筒の使い方はマッチと同じで、キャップを取って先端同士をこすると、炎と煙が出てきます。燃焼時間は約5分ですので、素早く作業する必要があります。発炎筒の使用期限は4年間です。車検時に確認して、随時交換しましょう。
三角表示板は正しく組み立てられますか?脚の部分は、反射板を上にして90度の角度になるまできちんとまわしましょう。風で倒れたり飛んだりしないよう注意が必要です。一度組み立てて練習しておくと、いざというときでも正しく使うことができます。

高速道路でのトラブル、「2次被害」に注意

高速道路での停止は、緊急時以外は認められていません。万が一止まるときは、まず、路肩に車を移動し、ハザードランプをつけて停車します。次に発炎筒や三角表示板で車両が止まっていることを、できるだけ早く知らせることが大切です。

そのうえで車から離れるなど、安全を確保。高速道路で停車してみると、走行する車のスピードは想像以上に速いことがわかります。ちょっとしたことで大惨事になることもあります。警察庁によると、高速道路での死亡事故の4件に1件は、2次被害によるものです。停車を正しく速やかに知らせることは、他車の安全の確保にも繋がるのです。

3、冬独特!車でこんなことに悩んでいませんか?

 その1.車内のガラスがくもってしまう!

ガラスのくもりは、車内の湿度が高く、車内外の温度差が激しいときに発生します。対策として有効なのが、エアコンを入れて湿気を取ること。さらに外気導入をして、車内外の温度差を少なくします。ただし、外気導入は内気循環よりもエアコンの効きが悪くなるので、適宜様子を見ながら切り替えるようにしましょう。トンネル内など空気が悪いところでの外気導入も避けることがベターです。また、温風を送り出してくれる、エアコンのデフロスター機能※も有効です。

※自動車のエアコン機能の一つ。乾燥した温かい風を吹きつけることによって曇りや霜を除去する装置。

その2.フロントガラスに氷が張っていて、すぐに運転できない・・

市販の「氷解スプレー」は氷を簡単に解かすことができるので1本車載しておくといいでしょう。またお湯をかけるという手もありますが、あまり熱いとガラスが割れてしまうこともあります。お湯をかけるなら人肌程度のぬるめにしましょう。少し解け、視界が確保できたら走り出して、ヒーターをデフロスターにするとより早く解かせます。

その3. 雪道を走ったら、ボディに白い汚れが・・・

雪道を走行したあとにボディがうっすらと白くなってしまった。これは雪道に撒かれる融雪剤です。融雪剤は塩と同じ成分なので、車の錆びの原因となります。できるだけ早く洗車して取り除くようにしましょう。また事前にコーティングをかけて保護しておくのも有効です。

その4.雪道で、いつもと違ってハンドルが重い

ハンドルを切るとなんだか重たくて、変な音がする。というときは駆動輪のまわりをチェックしましょう。雪がタイヤハウスに溜まっていると、スムーズにハンドルが切れなくなることがあります。スコップなどで取り除くときは、車体に傷をつけないように慎重に落としましょう。

 〜まとめ〜

近頃では降雪地でなくても、突然の大雪が降ったりすることがあります。対策方法を事前に調べ、準備をしておくことが大切です。走り出してからも雪道は乾いた路面とはまったく違うことを念頭に、安全運転をこころがけましょう。

pagetop