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事前に察知!冠水の危険があるポイントを予め知っておくには?

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近年、夏場に頻発しているゲリラ豪雨(突発的な集中豪雨)。一般的にクルマが走行可能な水深は“車体の床面が浸からない程度”といわれていますが、ゲリラ豪雨で急に冠水した道路に誤って入ってしまった場合、致命的な故障を引き起こすことも……。これからの時期、特に気をつけたい道路の冠水への対策を紹介します。

冠水危険ポイントを事前に知るために

事前に察知!冠水の危険があるポイントを予め知っておくには?

クルマの冠水トラブルを避けるには、冠水しやすい道路の場所をあらかじめ把握しておくことが重要です。

まずは国土交通省の「重ねるハザードマップ」の「洪水浸水想定区域」(地図左上の「災害種別で選択」から「洪水(想定最大規模)」を選択します)や、「道路冠水想定箇所」(地図左上の「すべての情報から選択」→「道路防災情報」→「道路冠水想定箇所」を選択)から、自宅の周りや日常的に利用する道路の危険度や地形をチェック。このマップでは土砂災害や津波の危険箇所も表示できるので、いざというときのために一度調べておいて損はありませんよ。

あわせて気象庁などの天気予報サイトで豪雨の予報をこまめにキャッチしておきましょう。冠水の恐れがある場所と、恐れが少ない場所をあらかじめ知っておけば、安全な場所へと慌てずスムーズに避難できます。

「冠水危険ポイント」や「大雨発生地域」を表示してくれるカーナビも

事前に察知!冠水の危険があるポイントを予め知っておくには?

また、市販のカーナビやナビアプリの中には、「冠水危険ポイント」を表示する機能を備えたものや、1時間に50mm以上の大雨が発生しているエリアを標示できるものも。

立体交差など高低差のある道路にできやすい水たまりは、見た目の予想以上に深いことが多く、気付いた時には手遅れ……といったケースもめずらしくありません。土地勘のない旅行先では特にうれしい機能ですね。

道路冠水時の基本対策とは?

事前に察知!冠水の危険があるポイントを予め知っておくには?

それでは、万が一走行中にクルマが冠水してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。浸水に気付いたらすみやかにエンジンを停止させ、外の様子を確認してから脱出しましょう。

水位が高い場合は水圧でドアが開けにくいことがありますが、車内に水が入り外との水位の差が小さくなれば開けやすくなるので、ドアがすぐに開けられなくてもあせらずその場で態勢を整えることが大切です。

無事に脱出したら、クルマで進んできた方向とは逆の方向にゆっくりと歩きましょう。冠水時はマンホールのふたが外れていることもあるため、水が濁っている場合は特に足元に注意が必要です。

なお、水が引いてクルマが冠水状態ではなくなっても、そのままエンジンをかけると電気系統のショート等による車両火災の危険性があるため、避難後は必ずJAFのロードサービスや販売店へご連絡を。可能であれば、クルマを使用するまでの間、バッテリーのマイナス側のターミナルを外し、ターミナルがバッテリーの端子に振れないようテープで巻くなどの措置を行うといいでしょう。

豪雨時にはクルマを運転しないというのが一番の得策ではありますが、ゲリラ豪雨となるとなかなかそうもいかないもの。今回ご紹介したポイントを参考に冠水道路を事前に把握して、夏ドライブを安全に楽しんでくださいね。

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