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車中泊における危険とは?安全な車中泊を行うポイントを解説!

車中泊における危険とは?安全な車中泊を行うポイントを解説!
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自由な旅行手段としてはもちろん、災害時の避難方法としても注目されている「車中泊」。時間や場所に縛られることなく、プライバシーが確保しやすいといったメリットがある一方で、デメリットも存在します。

今回の記事では車中泊に潜む危険と、安全に車中泊を行うためのポイントについて解説します。

車中泊に潜む危険とは

車中泊における危険とは?安全な車中泊を行うポイントを解説!

旅行としての車中泊や災害避難としての車中泊には、どのような危険が潜んでいるのでしょうか。いくつかピックアップしてご紹介します。

エコノミークラス症候群

十分な水分や食事を取らない状態で狭い座席に長時間座り続けると、血行不良で血がかたまりやすくなります。その後、立ち上がったり歩き始めたりしたときに血のかたまり(血栓)が血液の流れにのって血管を詰まらせると、肺塞栓症(はいそくせんしょう)などを引き起こす危険性があります。空気の乾燥した狭い座席で起こりやすいことから「エコノミークラス症候群」とも呼ばれます。

エコノミークラス症候群の初期症状は足のむくみやだるさなどで、最悪の場合呼吸困難になることもあるので注意が必要です。

一酸化炭素中毒

クルマの排ガスには人体に有害な一酸化炭素(CO)が含まれています。冬場、クルマのマフラー(排気口)が雪で埋もれると排ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。一酸化炭素中毒は軽い頭痛や疲労感から始まり、症状が進むにつれてめまいや吐き気、意識障害などが起こり、最終的には死に至ります。

まれではありますが、過去には閉め切った室内で発電機を使用して一酸化炭素中毒で死亡したという事例もあるので、車内での発電機の使用にも注意したいところです。

夏場の熱中症や冬場の低体温症

排ガスによる環境への悪影響や、ガス欠予防、深夜の騒音対策などの理由から、車中泊時はなるべくエンジンを止めておくのがベストです。しかし空調のない車内では、熱中症や低体温症になる可能性があることも覚えておきましょう。

夏はもちろん、日当たりの良い場所では春や秋でも車内温度が急上昇するので油断は禁物です。冬に関しても、屋外が氷点下10度程度になると車内も氷点下になります。夜が深まるにつれて車内温度も低下していくため、寝ているあいだに低体温症になることもあります。

防犯面でのリスク(特に女性)

車中泊では防犯面にも注意が必要です。財布やカバンなどを見える場所に置く、無施錠で寝る、旅行場所をSNSにアップするなどの無防備な行動は犯罪被害のリスクを高めます。特に女性は、隙を見せない行動と安全な場所選びが重要です。

実際に車中泊で起こった事件例

実際に車中泊で起こった事故・事件の例を2つご紹介します。

1つは、2016年4月の熊本地震で起こった事故。自宅の敷地に止めた車内で寝泊まりしていた51歳の女性がクルマから降りた際に倒れ、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが肺梗塞で死亡しました。被災地では車中泊をする人も多く、ほかにも複数人がエコノミークラス症候群の診断を受けています。

そしてもう1つは、2022年2月に滋賀県草津市内のコンビニ駐車場で起こった事件。配達員の男が車内で仮眠中だった20代の女性を抱きかかえて自分のクルマに乗せ、市内の別の駐車場まで監禁し車内で無理やり性交した容疑で逮捕されました。

安全に車中泊を行う方法

車中泊における危険とは?安全な車中泊を行うポイントを解説!

それでは安全に車中泊を行うにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは車中泊で注意すべきポイントを4点ご紹介します。

同じ姿勢を続けない

特に災害時の避難として行う車中泊では、どうしても長時間同じ体勢になりがちです。エコノミークラス症候群を防ぐため、適度に体を動かすように心がけましょう。足をこまめに動かして運動する、水分補給をする、弾性着圧ストッキング(靴下)を履くなどの対策が効果的です。

エンジンはかけっぱなしにしない

降雪時はエンジンをかけっぱなしにしないようにしましょう。やむを得ずエンジンをかけるときは一酸化炭素中毒を防ぐためにマフラー周辺の定期的な除雪が必要です。冬のドライブでは万が一の事態に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に積んでおくと安心です。

車内の気温対策をする

夏場の車中泊で最も気をつけたいのが熱中症です。気温の低い高所に移動する、換気扇や網戸で風を取り込む、カーテンやシェードで日差しを遮るなどの対策を行いましょう。

また、冬場は毛布、寝袋、カイロなどの防寒具を忘れずに準備しておきましょう。底冷えを防ぐためにマットを敷いたり、シェードで窓を覆って冷気を遮断したりするのもおすすめの方法です。

防犯グッズを利用し車中泊の場所に注意する

犯罪に巻き込まれないための対策として、防犯カメラ代わりのドライブレコーダーや、緊急時に周囲に助けを求めるための防犯ブザーなどのグッズを用意しておくと安心です。カーテンやサンシェードは車内の気温対策になるうえ、外から中の様子を見えにくくできるため防犯対策としても効果的です。

また、安全な車中泊をするためには場所選びも肝心です。RVパークなどの車中泊スポットやキャンプ場を利用しない場合は、街灯の下などの明るい場所や、すぐに移動できる場所を選ぶことをおすすめします。1人旅の場合、いつでもクルマを動かせるようにお酒は飲まないほうが賢明です。

まとめ

今回の記事では車中泊における危険性と注意点をご紹介しました。安全に車中泊をするためには、エコノミークラス症候群、一酸化炭素中毒、車内の気温、そして防犯の4点に気をつける必要があります。

また、気軽に利用できる「道の駅」では原則として車中泊が禁止されているように、駐車できるすべての場所で車中泊ができるとは限りません。事前のリサーチを必ず行ったうえで、マナーを守って安全な旅を楽しみましょう。

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