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ハイビームを正しく使い安全な運転を!

ハイビームを正しく使い安全な運転を!
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夜間の視界を明るく照らしてくれる「ハイビーム」。使い方を間違えると、周囲の視界を妨げてしまう場合もあります。今回の記事では、ハイビームの効果と正しい使い方、そしてロービームとの使い分け方についても詳しく解説します。

クルマのヘッドライトの特徴を解説

まずは簡単に、クルマのヘッドライト(前照灯)の特徴をおさらいしておきましょう。ヘッドライトには、ハイビームとロービームの2種類があります。正式名称はハイビームが「走行用前照灯」、ロービームが「すれ違い用前照灯」で、その名のとおりハイビームは走行用、ロービームはすれ違い用として使われます。

また、ヘッドライトに使われる電球にもいくつか種類があります。現在は主にハロゲンライト・HID・LEDの3種類が使われており、LEDが主流となっています。同じ車種でも年式やグレードによって取り付けられている電球は異なるので、交換の際はお使いのクルマの取扱説明書や適合表などの情報をご確認ください。

なお、ヘッドライトは個数・取り付け位置・色・光量・照射範囲などが保安基準で厳しく定められています。1つでも満たさない場合は車検に合格しないので注意しましょう。

ヘッドライトを使用するタイミングとその意図とは

ハイビームを正しく使い安全な運転を!

ヘッドライトの使用には、夜間のドライバーの視界をよくするだけでなく、歩行者や自転車、対向車に自車の存在を気付かせるという意図もあります。また、点灯するタイミングは「日没後」ではなく「日没30分前」が好ましいと言われています。

警察庁が発表した資料によると、2017年から2021年の5年間に起こった交通死亡事故は、日没時刻と重なる17時から19時台に最も多く発生していました。特に日が短くなる冬場は早めの点灯をおすすめします。

対向車とすれ違うときの対応とは

ハイビームを使用する際に注意したいのが、対向車などを幻惑させるおそれがあるという点です。これを防ぐため、対向車とすれ違う際には一時的にロービームに切り替えることが大切です。最近では、周囲の明るさや車両の存在を検知して、自動でハイビームとロービームの切り替えが可能な「オートハイビーム」機能の普及も進んでいます。

状況に応じた切り替えをしましょう

ハイビームを正しく使い安全な運転を!

対向車とすれ違う場面以外にも、先行車の直後を走るときや、交通量の多い市街地などを通行する際にも、ロービームに切り替えましょう。対向車が自動車ではなく自転車である場合も同様です。

2017年の道路交通法改正で、「夜間走行は原則ハイビーム」というルールが明確化されました。しかしその一方で、対向車の切り替え忘れによってまぶしく感じるドライバーさんも多く見受けられます。

ハイビームの間違った使用は幻惑だけでなく、ドライバー同士のトラブルに発展する場合もあるのでくれぐれも注意したいところです。

なお、ヘッドライトを正しく使用していても、夜は昼間より視界が悪いことには変わりありません。速度を落とした慎重な運転もお忘れなく!

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