「高速道路料金をあらかじめ知っておきたい」「ETC割引や各種割引を使うと、どれくらい違うの?」──このような疑問を持ちながら、ついついそのままにしてクルマを発進させている方も多いのではないでしょうか。
高速道路の料金は、乗るIC(インターチェンジ)から降りるICまでの区間や車種、利用する時間帯、ETCの有無などによって変わるため、事前にしっかり調べておくことがとても大切なのです。
スマホがあれば、出発前にいつでもどこでも高速料金を確認できます。方法は大きく3パターン。この記事では「地図アプリ」「NEXCO公式のドラぷら」「定番ナビアプリ」の3つを、それぞれの特徴や使いどころとともにやさしく解説します。
目次
高速道路の料金はなぜ「事前に調べておくべき」なのか

高速道路の料金は、いくつかの条件によって細かく変わります。料金に影響する主な要素は次の4点です。
- 区間(乗るIC〜降りるIC):クルマの走行距離
- 車種区分:軽自動車等・普通車・中型車・大型車・特大車の5区分
- ETC利用の有無:ETCの利用で各種割引(休日割引・深夜割引など)が適用される場合がある
- 利用日時:GWやお盆、3連休などの特定期間は割引対象外となることも
高速道路の料金を事前に調べておくと、さまざまなメリットがあります。
まず、ガソリン代と高速料金をあわせてドライブの総コストを把握できるため、予算計画が立てやすくなります。また、複数のルートの料金を比較して、時間や費用の面で最も好都合なルートを選べるのもうれしいところ。さらに、ETC割引が適用される時間帯や曜日を事前に確認しておけば、出発のタイミングを少し工夫するだけでお得に利用できる場合もあります。料金所での支払いに慌てたり、後から「こんなに高かったの?」と驚いたりしないためにも、出発前に情報収集しておくと安心です。
【方法①】定番の地図アプリで調べる
まず手軽に試せるのが、すでにスマホに入っている地図アプリを使う方法です。新しくアプリをインストールする必要がなく、簡単な操作で料金を確認できます。
Googleマップの場合
出発地と目的地を入力して、移動手段として「車」のアイコンを選択すると、高速道路を利用するルートの候補が複数表示されます。それぞれのルートに所要時間と高速料金の目安が表示されるので、一目で比較可能です。「有料道路を使わない」オプションを選べば、一般道のみのルートも確認できます。
Yahoo!マップの場合
目的地を検索したあと「ルート」をタップすると現在地から目的地までのルートが表示されます。鉄道やバスでの経路検索に並んで、自動車ルートでの移動時間をタップして「高速優先」のタブを選びます。高速道路を使った場合の移動時間、CO2排出量、距離、そして高速料金が確認できます。初期状態ではETC利用時の料金が表示されますので、ETCを使わない場合はアプリの設定(画面右上の歯車アイコン)から「ルート検索オプション→ETCを利用」をオフにしましょう。
こんな人に向いています
普段から使い慣れた地図アプリでサクッと料金を確認したい方、カーナビ機能を無料で使いたい方におすすめです。
【方法②】ドラぷら(NEXCO公式)で調べる
より詳しい料金を知りたい場合は、NEXCO東日本が提供する公式アプリ「ドラぷら」がおすすめです。高速道路事業者ならではの正確なデータをもとに料金を確認できるのが最大の強みです。
主な機能
出発ICと到着ICを入力すると、最大3ルートの料金・所要時間・走行距離を比較表示してくれます。日時を指定して検索すれば、休日割引や深夜割引などのETC割引を反映したリアルな料金が分かります。また、NEXCO東日本管轄の関東エリアでは専門家による的中率約80%の渋滞予測を加味した所要時間も表示されるため、旅行計画の精度が上がります。
さらに、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)の情報、ライブカメラ、通行止めや規制情報もアプリ内で一括確認できます。
Webでも利用可能
アプリをインストールしなくても、ドラぷら公式Webサイトでも同様の料金検索が利用できます。NEXCO中日本・西日本の公式サイトにも同様の検索機能が設けられています。
こんな人に向いています
ETC割引を含めた正確な料金を確認したい方、渋滞予測や規制情報もあわせてチェックしたい方、ドライブの計画をじっくり立てたい方におすすめです。
【方法③】NAVITIME・高速道路ナビなどのナビアプリで調べる
地図アプリやNEXCO公式以外にも、高速料金の検索に便利なアプリがあります。それぞれに特徴がありますので、自分のスタイルに合ったものを選んでみてください。
① NAVITIME(ナビタイム)
出発地と目的地を設定するだけで、高速料金を含むルート情報が表示されます。ICの名前が分からない場合でも、地名や施設名から検索できるため、高速道路に不慣れな方でも使いやすい設計です。ETC割引の確認にも対応しており、スマホアプリのほか、Web版でもパソコンやスマホのブラウザから利用できます。
② 高速道路ナビ
累計100万ダウンロードを超える高速料金検索専用アプリです(iOS・Android対応)。出発IC→到着IC→検索という3つのステップで素早く料金を調べられ、時間優先・距離優先・料金優先の3つの軸で最大3ルートを並べて比較できます。地図からICを選択できるため、IC名が分からない場合でも直感的に操作できるのもポイントです。Googleのリアルタイム渋滞情報を地図上に重ねて表示する機能も搭載されています。
③Yahoo!カーナビの場合
出発地と目的地を入力するだけで、ルート候補とあわせて高速料金が表示されます。マイカー情報を登録すれば、大まかな燃料代を計算してくれる点が便利です。Googleマップと同様にカーナビとして音声案内機能を無料で使えるほか、速度取り締まり情報の通知や6時間先までの雨雲予測などの有料機能も追加できます。
こんな人に向いています
高速料金の比較に特化したシンプルなツールが欲しい方、複数ルートを料金の安い順に並べ替えて最安ルートを見つけたい方に向いています。
知っておきたい高速料金の基礎知識

今回ご紹介したサービスを使う前に、高速道路の料金の仕組みを少し理解しておくと、より正確な検索ができます。ここでは、特に知っておきたい3つのポイントをまとめました。
① 車種区分(5種類)を確認しよう
高速道路の料金は、軽自動車等・普通車・中型車・大型車・特大車の5種類に区分されています。乗用車に乗る方の多くは「軽自動車等」または「普通車」のどちらかに当てはまります。自分のクルマがどの区分かを把握しておくと、料金検索の精度が上がります。
② ETC割引の種類を把握しておこう
ETCを利用すると、条件を満たした場合にさまざまな割引が受けられます。
代表的なものとして、土日祝日にNEXCO管轄の地方部区間を利用すると料金が3割引になる「休日割引」(普通車・軽自動車等のみ対象)、深夜0時から4時の間に走行すると3割引になる「深夜割引」(この制度は2026年度以降に割引時間帯の拡大・算定方法の変更が予定されています)、平日の朝夕の通勤時間帯に利用回数に応じて還元が受けられる「平日朝夕割引」(ETCマイレージサービスへの事前登録が必要)などがあります。
ただし、ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク・年末年始・3連休などの特定の時期は割引の適用外となる場合があります。割引条件は時期によって変わることもあるため、ドラぷらなどで最新情報を確認するのが確実です。
③ 首都高速・阪神高速は料金体系が異なる
首都高速や阪神高速は、NEXCO管轄の高速道路とは料金の仕組みが異なります。走行距離に応じた「距離制料金」が採用されているため、乗り継ぐルートが複雑になる場合は、ルート検索アプリで一括確認するのがスムーズです。
まとめ──出発前にスマホで料金チェック、賢くドライブを
高速道路の料金は、区間・車種・利用日時・ETCの有無などによって変わります。「なんとなく」で出発するよりも、事前にスマホでひと調べしておくだけで、予算の管理がしやすくなり、ドライブがぐっと安心なものになります。
お気に入りのアプリやサイトをひとつ見つけておいて、次のドライブからさっそく活用してみてください。賢くお得に、快適なドライブを楽しみましょう! 長距離ドライブで疲れないコツも紹介していますので、こちらもご覧ください!




