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信号無視の違反点数や罰金とは?ケースに応じた罰則を解説!

信号無視の違反点数や罰金とは?ケースに応じた罰則を解説!
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交通事故を防ぐために重要な役割を果たす信号機。信号無視は重大な事故につながる危険な違反行為であり、厳しい罰則が設けられています。

今回の記事では、信号のルールのおさらいと信号無視をした場合の違反点数や反則金などについても詳しく解説します。

信号無視とは?各信号のルールの確認

信号無視の違反点数や罰金とは?ケースに応じた罰則を解説!

都道府県公安委員会によって道路に設置される信号機。道路の危険を防止し、交通の安全と円滑を図る、または交通公害などに起因する障害を防止するという目的があります(道路交通法第4条)。

日本の交通信号機には、「赤」「黄」「青」の3色が使われており、それぞれの色が示す主なルールは以下のとおりです。

赤信号のルール

赤い信号では、歩行者等は道路を横断してはいけません。車両等は、停止位置を越えて進行してはいけません。交差点ですでに右左折している場合はそのまま進行可能ですが、右折の場合は青色の灯火により進行する車両等を妨害しないように進行します。ただし、二段階右折が必要な原動機付自転車や軽車両等は、右折中に信号が赤になったときはその地点で停止します。

また、赤信号が点滅している場所では、歩行者等は他の交通に注意して進めます。車両等は、停止位置で一時停止し、安全を確認したうえで進行できます。

黄色信号のルール

黄色信号では、歩行者等は道路の横断を始めていけません。すでに横断している場合はすみやかに横断を終わるか、引き返します。車両等は、停止位置を越えて進行してはいけません。ただし、安全に停止できない場合(後続車に追突される可能性がある、同乗者に危険を与える可能性がある、スリップや横転の危険性があるなど)はそのまま進行できます。

また、黄色信号が点滅している場所では、歩行者や車両等は他の交通に注意して進行できます。

青信号のルール

青信号では、歩行者等は進行できます。車両等も、直進・左折・右折ができます。青は「進め」ではなく、「進んでもよい」を意味する信号です。青信号であっても、周囲の状況を確認したうえで進みましょう。

信号無視の罰金と違反点数

道路を通行する歩行者や車両などは、信号機の信号に従う義務があります(道路交通法第7条)。無視した場合は交通違反となり、違反点数や反則金などの処分を受けることになるので注意が必要です。

まず違反点数については、赤色等の信号を無視した場合は2点加算されます。飲酒運転で信号無視をした場合はさらに重く、酒気帯びなら14点、酒酔いなら25点の加算となります。点滅信号を無視した場合も同様の違反点数が科せられ、過去3年間の違反点数が15点以上になると免許取消となります(前歴がない場合)。

赤信号を無視した場合の反則金

また、赤信号を無視した場合の反則金は、大型車は1万2,000円、 普通車は9,000円、 二輪車は7,000円、 小型特殊車・原付車は6,000円です。

点滅信号を無視した場合の反則金

点滅信号を無視した場合の反則金は、大型車は9,000円、 普通車は7,000円、 二輪車は6,000円、 小型特殊車・原付車は5,000円となっています。

反則金と罰金の支払い

信号無視の違反点数や罰金とは?ケースに応じた罰則を解説!

交通違反の取り締まりを受けると、その場で警察官から交通反則告知書(青切符)と納付書が交付されます。納付書に記載されている期限までに、お近くの銀行や郵便局などに行って反則金を納めましょう。

支払いを怠るとリスクがある

反則金を期限内に納付しなかった場合は通告を受け、その後も納付しないと刑事訴訟手続または少年審判手続で処理されることになります。検察官から起訴された場合は裁判を受けることになるほか、違反行為があったと見なされれば罰金を科されたり、警察や検察から逃亡のおそれがあると判断されれば逮捕されたりする可能性もあります。

反則金の支払い手続は必ず期限内に済ませ、もし納付書を紛失してしまった場合はすみやかに再交付を申請しましょう。

まとめ

信号無視は、重大な事故を引き起こす可能性がある危険な違反行為です。信号無視が原因の人身事故を起こした場合は加害者としての過失割合が高く算定されるほか、任意の自動車保険についても自身のケガや物損は補償されない可能性があります(被害者への賠償には利用可能)。さらに社用車での違反は、会社の信用問題にも発展する重大な責任を伴います。

自分や他人の命を守るためにも、常に信号を確認し、基本的な交通ルールを守るよう心がけましょう。

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