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約3台に1台にあるとされる「タイヤ不具合」。もっとも多いのは何?

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日本自動車タイヤ協会(JATMA)が毎年全国で実施している、「路上タイヤ点検」。2020年の最新結果をもとに、特に多かったタイヤの不具合と注意点についてご紹介します。

日本自動車タイヤ協会が今年1月に発表した「2020年『タイヤ点検結果』の報告」によると、同協会が昨年1年間に点検を行った車両の数は、高速道路(自動車専用道路を含む)で26 台、一般道路で 180 台の合計206台(※コロナ禍の影響で例年にくらべて大幅に減少)。

そのうち70台にタイヤの整備不良が見つかりました。これは全体の34.0%で、約3台に1台はタイヤの不具合を抱えているということになります。

もっとも多かったのは「空気圧不足」

約3台に1台にあるとされる「タイヤ不具合」。もっとも多いのは何?

整備不良の内容を見てみると、もっとも多かったのは「空気圧不足」(28.2%)。続いて「偏摩耗」(4.9%)、その次に「タイヤ溝不足」(1.5%)という結果でした。

空気圧不足は、タイヤの側面が波打つ「スタンディングウエーブ現象」や、ぬれた路面にタイヤが浮いてコントロールが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」を引き起こして思わぬ事故の原因となるほか、燃費悪化やタイヤの寿命低下にもつながります。

夏の「バースト」にも要注意

約3台に1台にあるとされる「タイヤ不具合」。もっとも多いのは何?

気温が上がるこれからの時期、特に気をつけたいのが空気圧不足によるタイヤのバーストです。空気圧が低い状態で高速走行を続けていると、スタンディングウエーブ現象が起こり、タイヤが発熱して内部が損傷したり破裂(バースト)したりする危険性があります。

特に高温下ではタイヤに熱がたまりやすく、タイヤのゴムも劣化しやすくなっているので、より一層の注意を払いたいところです。

タイヤ本来の性能を最大限に引き出すには、適正空気圧のキープが必要不可欠。ちなみに空気圧が高過ぎても、乗り心地の低下や偏摩耗などの原因になるので注意しましょう。一度調整した空気圧も、タイヤの空気が漏れ出すことにより自然に低下していくので、最低でも1カ月に一度のペースで点検しておくと安心ですよ。

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