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日本と比べて細かい?厳しい?ヨーロッパ諸国の「最高速度」比較

日本と比べて細かい?厳しい?ヨーロッパ諸国の「最高速度」比較
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日本国内における普通自動車の最高速度制限といえば、基本的には一般道は60km/h、高速道路は100km/hというのはご存じのとおり。それでは、海外の道路ではどうでしょうか? 今回はFIA(国際自動車連盟)の調査データ「ヨーロッパ各国の最高速度」をもとに、ヨーロッパ諸国における道路の最高速度についてご紹介します。

道路ごとに最高速度が設けられている

日本では道路交通法により、基本的に「一般道」と「高速道路」の2つの法定最高速度が設けられています。一方ヨーロッパ諸国では、「高速道路(Motorways)」、「優先道路(Priority roads)」、「一般道路(Ordinary roads)」、「市街地(Built-up areas)」と道路ごとに細かく最高速度が設けられており、国によっては「住宅地」でさらに厳しい速度制限が設けられている場合もあります。例えばモルドバでは、住宅地での最高速度は20km/hとなっています。

最高速度の制限は日本よりも速いけれど…市街地などの運転には要注意

また、オーストラリアやドイツの一般道路では100km/h、ポーランドの高速道路では140km/hといったように、ヨーロッパ諸国の最高速度は日本よりも高めに設定されている傾向があるのも特徴です。ただし、市街地では50~60km/h程度に制限されている場合が多いので、現地のルールに則ってスピードの出し過ぎには十分注意しましょう。

免許取得からの期間など、特殊な要件を設けている国も

さらに国によっては、道路以外に特殊な要件を設けているところもあります。例えば、ロシアやウクライナなどでは「運転免許を取得してから2年未満の者は70km/h」、ルーマニアでは「運転免許を取得してから1年未満の者はそれぞれの最高速度より20km/hを減じた制限速度」、フランスでは「雨天および悪天候の場合、高速道路は110km/h、優先道路は100km/h、一般道路は80km/h」といったように制限が設けられています。運転前には必ず、現地の交通ルールをすみずみまで確認しておくことが大切です。

なお、島国の日本とは異なり、ヨーロッパ諸国では国境での検問がない場合もあるので、クルマで国境を超えるときには交通ルールの変化にくれぐれも注意しましょう。道路によっては標識等で個別の制限速度が設けられている場合もあるので、柔軟に対応して安全運転を心がけたいものですね。

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