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日本でのタイヤの生産本数ピークは、何月と何月?

わたしたちのカーライフには欠かせない「タイヤ」。1年を通じて多くのタイヤが工場で生産されていますが、いつごろの時期がピークとなるかご存じでしょうか?

2022年のタイヤ生産本数は?

日本自動車タイヤ協会(JATMA)が公表している「2022年自動車タイヤ・チューブ生産・出荷・在庫実績」データによると、2022年の1~12月に生産された自動車タイヤの本数は1億3245万3000本。前年同期と比べて、3.7%減という結果でした。

国内出荷数は9411万6000本で前年比0.2%減、輸出出荷数は4110万2000本で前年比5.1%減という数字になりました。

ゴム生産量で見てみると…

ちなみに、自動車タイヤ・チューブのゴムの量(フラップ・リムバンドも含む)で見てみると、同年1~12月の生産量は100万3022トン。前年同期と比べて1.2%減という結果になりました。

国内出荷量は49万6754トンで前年比0.6%増、輸出出荷量は52万3334トンで0.4%増となっており、ゴム生産量は本数でほぼ前年と同レベルとなっていました。

タイヤ生産のピークは年2回!

また、同年1~12月に生産された自動車タイヤの本数を月別に見てみると、もっとも多かったのが「3月」で1238万7000本、2番目に多かったのが「10月」で1192万4000本。続いて3番目に多かったのが、「7月」で1169万4000本でした。

以上のデータから、タイヤ生産のピークとなる時期は「3月」と「10月」、春・秋ごろといえそうです。しかしコロナ禍以前に比べるとピークの幅は小さくなり、比較的平準化していることがデータからは分かります。

夏タイヤへの履き替え時期と冬タイヤへの履き替え時期はその年の気候や地域などによっても変わりますが、だいたい同じくらいの時期に生産量のピークを迎えていることがわかりました。

一般的な乗用車は1台につき4本装着しているとはいえ、1年でこれだけ多くの本数のタイヤが国内生産されているのですね。タイヤの履き替え時期については、こちらの記事でもご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。