起点から終点まで走ったことはある? “長距離国道”TOP3
- トリビア
- 2019.07.26
現在、国内に459路線存在する「一般国道」。ドライバーにはかなり身近な存在ですが、“日本一長い国道”はどこにあるかご存じでしょうか。今回は、一度は走ってみたい「長い国道」TOP3をご紹介します。
1位:国道4号(東京都中央区〜青森県青森市)
日本で最も長いのは、「国道4号」。東京都中央区・日本橋を起点に、埼玉・茨城・栃木・福島・宮城・岩手の6県を経て、青森県青森市に至る実延長836.4kmの国道です。こちらはかつて江戸時代につくられた「日光街道」や「奥州街道」にあたる道路で、当時から関東と東北を結ぶ大動脈として、政治・経済・文化を支えてきました。
なお、海上区間を含めると日本一長いのは「国道58号」。鹿児島県鹿児島市から、種子島、奄美大島を経て沖縄県那覇市へ至る実延長875.7kmの国道で、そのうち609.5kmは海上区間です。
2位:国道1号(東京都中央区~大阪府大阪市)
2番目に長いのは、「国道1号」。東京都中央区・日本橋を起点に、神奈川・静岡・愛知・三重・滋賀・京都の1府5県を経て、大阪府大阪市に至る実延長759.4kmの国道です。江戸時代の「東海道」をほぼ受け継いだ道路としても知られています。
ちなみに、日本橋は国道4号や1号だけでなく、6号・14号・15号・17号・20号の7つの国道の起点となっており、日本橋の中央にはそれをあらわす「日本国道路元標」が設置されています。さすがに国道を往復するのは難しいという方は、起点だけでもチェックしてみてはいかがでしょうか。
3位:国道9号(京都府京都市~山口県下関市)
3番目に長いのは、「国道9号」。京都府京都市を起点に、兵庫・鳥取・島根の3県を経由して山口県下関市に至る実延長735.4kmの国道です。こちらは古代日本の律令制における五畿七道(ごきしちどう)の「山陰道」にあたる道路で、西日本で最も長い国道としても知られています。
ちなみに日本一短い国道は、神戸港にある「国道174号」で、距離はわずか0.2km。普段何気なく利用している国道も、個性に注目して走ってみると新たな発見があるかもしれません。次のお休みはぜひ、お近くの国道にお出かけしてみてくださいね。