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減りつつあるが油断は禁物!「自動車盗」「車上ねらい」の傾向と対策

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ドライバーの不在時をねらって盗みをはたらく「自動車盗」や「車上ねらい(車上荒らし)」。高級車ユーザーに限らず、誰もがターゲットになる可能性があります。今回はこれらの犯罪の傾向と、防犯対策について解説します。

自動車盗、車上ねらいとも年々減少傾向

警視庁が発表したデータによると、2017年に都内で起こった「自動車盗」は203件で、前年と比較して106件(34.3%)減少。「車上ねらい(自転車の被害も含む)」は3845件で、前年と比較して572件(12.1%)減少しており、どちらも過去5年間で最も少ない件数となっています。

自動車盗の被害場所は「駐車場」が最も多い


2017年に起こった「自動車盗」の発生場所で最も多かったのは「駐車場」で、全体の47.3%を占めていました(うち29.1%は月極駐車場、14.8%はその他駐車場、3.4%はコインパーキング)。次いで、「住宅」が19.7%、「道路上」が14.3%、「会社・事務所」が13.8%、「その他」が4.9%という発生順となっています。

自動車盗の対策

2017年に発生した自動車盗の約半分(48.3%)は、キーをつけたままの状態での被害でした。たとえ短時間でも車を離れる際は必ずキーを抜き、ドアロックを徹底しましょう。発生場所は駐車場が多いので、防犯に配慮した駐車場(ゲートや防犯カメラの設置、夜間も明るい照明設備、管理人常駐など)を選ぶのも有効です。

また、カーショップでは、タイヤロックやハンドルロックといった固定装置や、衝撃を感知して警報音を発する警報装置、車の位置情報を追跡できるGPS付位置探査装置など、さまざまな防犯グッズが販売されています。普段利用している駐車場の環境が心もとなければ、車自体に対策を施しておくのも手です。

車上ねらいの被害場所は「駐車場」と「道路上」が多い


また、2017年に起こった「車上ねらい」の発生場所でも最も多かったのは「駐車場・駐輪場等」で、37.1%。「道路上」もほぼ同じ割合で34.1%でした。次いで、「住宅」が16.1%、「都市公園」が5.2%、「商店等」が2.4%、「その他」が2.3%、「会社・事務所」が1.8%、「飲食店等」が0.6%、学校(幼稚園)が0.4%という発生順となっています。

車上ねらいの対策

車上ねらいは停車時に被害に遭うケースも多く、ほんの一瞬でも油断はできません。自動車盗対策と同様、車を離れる際は必ずキーを抜いてドアロックするのを忘れないようにしましょう。貴重品は絶対に車内に放置せず、取り外し可能なカーナビやETCカードなどは毎回自宅に持ち帰ることをオススメします。防犯に配慮した駐車場選びや、車に取り付けるタイプの防犯グッズの導入も有効です。

自動車盗と車上ねらいの件数は、どちらも年々減少傾向にあるものの、ゼロになったわけではありません。ドライバーは今後も引き続き、防犯意識を持ち続けることが大切です。この機会に一度愛車の防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。

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