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この20年で、自動車の燃費はどの程度向上したのか?

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クルマを選ぶうえで重要な判断材料となる「燃費」。各自動車メーカーは技術開発にしのぎを削っており、燃費性能も年々向上しています。今回は、数ある乗用車の中でも特に燃費の良い車種と、ここ20年での燃費の変化について調べてみました。

もっとも燃費の良い車種はトヨタの「プリウス」

毎年3月に国交省が発表している「自動車燃費一覧」の資料「重量区分別燃費ベスト10」によると、2017年末時点で、もっとも燃費の良い車種はトヨタの「プリウス」で40.8km/L(1リットルのガソリンでの走行距離)。続いて2番目に燃費が良い車種は、トヨタの「アクア」で38.0km/L、3番目は日産の「ノート(DAA-HE12)」とホンダの「フィット」で37.2 km/Lでした。

プリウスは2017年度の乗用車販売台数でも1位となっており、燃費も人気もトップに輝いています。

1997年発売の初代プリウスの燃費は28km/L

ちなみに、1997年に発売された初代プリウスの燃費は28.0km/L(10・15モード走行燃費)。当然ながら最新型には劣りますが、当時は従来のガソリン車と変わらない走行性能を備えながら約2倍の燃費向上とCO2排出量半減を実現し、“世界初の量産ハイブリッドカー”として国内外で話題を呼びました。「21世紀に間に合いました」というクルマのキャッチコピーも印象的です。

乗用車全体で見ると…?

それでは乗用車全体で見てみると、ここ20年で燃費はどれだけ向上したのでしょうか。

国交省と経産省が発表している資料「乗用車燃費規制の現状と論点について」によると、1997年の燃費平均値は12.4km/L、2016年の燃費平均値は21.9km/L。ただし、こちらのデータは2011年度から計測方式が変わっているため、あくまで目安としてお考えください。同資料では、燃費向上の理由として、「アイドリングストップ」や「CVT(無段変速機)」、「ハイブリッド」のシステムの普及を挙げていました。

このように数字にしてみると、あらためて実感できる燃費性能の向上。今後の動向にも注目です。クルマの買い替えの際は、ぜひ今回ご紹介したデータも参考にしてみてくださいね。

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