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見慣れた「カタカナ自動車用語」、日本語ではなんという?

見慣れた「カタカナ自動車用語」、日本語ではなんという?
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自動車の歴史をひもとくと、ヨーロッパで発明されて進化し、アメリカで大衆化され、日本へは明治時代に海外からもたらされ、戦後に一般に普及しました。そのため、自動車にまつわる用語は英語もしくは和製英語がほとんど。そのカタカタ自動車用語を日本語ではなんというかご存じでしょうか?

今回は、主に国土交通省の「道路運送車両の保安基準」を参考に、「あの自動車用語の日本語」を紹介します。

あの自動車用語、日本語ではなんという?

ハイビーム・ロービーム

見慣れた「カタカナ自動車用語」、日本語ではなんという?

夜間走行時に視界を確保するために、前方を遠くまで照らすライトがハイビーム。日本語では「走行用前照灯」と呼ばれます。

ハイビームより少し手前を照らすロービームは対向車とすれ違うときに使う照明灯、ということで「すれ違い用前照灯」と呼びます。道路運送車両法の規定ではハイビームは前方100m先の障害物を、ロービームは前方40m先の障害物を照らせる性能を有することと規定されています。

コーナリング・ランプ

見慣れた「カタカナ自動車用語」、日本語ではなんという?

方向を示すウインカーと連動して指示方向を照らす白または淡黄色のライトが、コーナリング・ランプです。最近では、設置される新車が少なくなっていますが、日本語では「随意灯」とされています。

マニューバリング・ライト

低速走行時にクルマの側面を照らすのがマニューバリング・ライト。夜間の駐車時などの安全確保に役立つとされ、日本では2012年11月18日から保安基準が新しくなり、設置できるようになりました。マニューバリング・ライトは、日本語では「低速走行時側方照射灯」といわれています。「操縦灯」と呼ばれることもあるそうです。ちなみに、マニューバ(maneuver)とは英語で「策略・起動・演習」などの意味を持ちます。

ウインカー

見慣れた「カタカナ自動車用語」、日本語ではなんという?

クルマが曲がる方向を示すウインカー。日本語では「方向指示器」といいます。これはご存じのかたも多いかもしれません。

ハザードランプ

見慣れた「カタカナ自動車用語」、日本語ではなんという?

自動車が夜間に駐停車する時、故障などで路上に停車する時などに安全を確保する際に、両方のウインカーランプを点滅させるハザードランプ。日本語では「非常点滅表示灯」と呼ばれています。ハザードは英語で「危険」の意味です。

ワイパー

見慣れた「カタカナ自動車用語」、日本語ではなんという?

自動車のフロントガラスに付いた雨や雪、汚れなどを拭き取る装置のワイパーは、日本語では「窓拭き器」といいます。

日本語を知ると、装置の意味が分かる

今回紹介した自動車用語は、どれもドライバーにとってなじみ深いものばかり。それぞれの用語の「日本語」を知ると、その装置がどんな意味をもって自動車に付けられたのかをより理解できるのではないでしょうか。

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