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タイヤの正しい洗い方を知って、タイヤを長持ちさせよう!

タイヤの正しい洗い方を知って、タイヤを長持ちさせよう!
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クルマのパーツの中でも、「タイヤ」は特に汚れやすい部分。キレイ好きなドライバーさんなら、洗車のたびにタイヤもピカピカにしたくなるかもしれませんが……もしかすると寿命を縮めてしまっているかも!?
今回は、タイヤを長持ちさせる洗い方のコツについて解説します。

タイヤの汚れの原因は?

タイヤの汚れの原因は?

タイヤを洗浄する前に、まずは汚れの正体を知ることが大切です。タイヤが汚れる原因には、以下の3つの原因が挙げられます。

1.砂・泥・土など

タイヤは常に地面と接しているため、砂や泥、土などが付着しやすい部分です。山道や悪路を走った後は特に汚れやすくなります。

2.ブレーキダスト

「ブレーキダスト」は、ブレーキを踏んだときに出る鉄粉汚れ。金属の汚れなので、放っておくとサビついてタイヤを傷める原因にもなるため注意が必要です。

3.洗剤

カーシャンプーやクリーナーの成分によっては、タイヤのゴムを変質させてしまうことがあります。使用する際は必ず成分を確認し、すすぎ残しのないようにしましょう。

タイヤ洗浄に必要なアイテム

タイヤ洗浄に必要なアイテム

タイヤの洗浄に必要なアイテムは、主に以下の2つ。

1.タイヤ専用のスポンジ・ブラシ

足回りは、クルマの中で最も汚れやすい部分。スポンジなどに付着した砂などの汚れはボディーを傷つける原因になるので、洗浄に使うスポンジ・ブラシは必ずタイヤ用とボディー用で使い分けましょう。

2.タオル・クロス

タイヤ洗浄後のふき取りに使います。キレイにしたつもりでも多少の洗い残しは付くので、使い捨てタイプのタオル・クロスもおすすめですよ。

タイヤの正しい洗い方

タイヤの正しい洗い方

必要なものがそろったら、早速、次の手順でタイヤを洗っていきましょう。

① タイヤハウスの汚れを落とす

タイヤが収まっている空間「タイヤハウス(ホイールハウス)」は、意外と汚れやすい部分。ここの汚れを落としておくことで、タイヤが汚れにくく、足元の見栄えもアップします。

② タイヤを水洗い

タイヤ全体をたっぷりの水で洗い流します。高圧洗浄機を使う際は、タイヤを傷めないようにノズルの先端を最低30cmは離し可能な限り水圧は低くして、広角スプレーノズルを使用してください。また、同じ場所に高圧水を当て続けることは避けてください。

③タイヤ専用スポンジ・ブラシで汚れを落とす

タイヤを十分にぬらしたら、専用のスポンジやブラシを使ってさらに洗浄していきましょう。同時に溝に小石などの異物が挟まっていないかどうかもチェック! パンクや異音などの原因となるので、見つけたら忘れずに取り除いてくださいね。

④ ホイールも忘れずに

タイヤだけでなく、ホイール部分の洗浄もお忘れなく。洗剤を使う際は、タイヤ部分に極力付着しないよう注意しましょう。

⑤ 洗剤を使った場合は、水をかけて洗剤を流す

タイヤ洗浄の基本は「水洗い」ですが、ホイールなどの頑固な汚れにはカーシャンプーやクリーナーがあると便利な場合もあります。タイヤのゴムを傷めにくい成分のものを選びましょう。洗剤を使った場合は、すすぎ残しのないように十分に洗い流しましょう。

⑥ タオル・クロスで水滴をふき取る

仕上げにタオルやクロスで水分をふき取り、乾燥させます。しっかりふき取っておけば、ホイールのウオータースポットも防げます。

⑦仕上げはホイールのコーティング

タイヤと共にキレイに仕上げたホイール部分を保護するためには、ホイールのコーティング剤を使うと便利です。スプレータイプですとタイヤに付着してしまう可能性が高いため、液体スタイプを使うのがオススメ。マイクロファイバーのクロスなどにしみこませ、タイヤには着かないようにふき取りましょう。

タイヤを洗浄する時の注意点

タイヤを洗浄するときに特に注意したいポイントは、以下の2つ。

1.なるべく「水洗い」しよう

上でも述べた通り、洗剤類はタイヤのゴムの劣化を招く場合があるので、なるべく水洗いをおすすめします。同様の理由で、ワックスなどの美化剤の成分にも注意したいところです。

2.頻繁に洗う必要は無し!

タイヤの洗いすぎは、ゴムの寿命を縮めてしまうことも……。洗浄の頻度は洗車のたびではなく、汚れが目立ってきたタイミングでいいでしょう。ホイール部分は毎回洗浄してもOKです。

スタッドレスタイヤを洗浄するときの注意点

スタッドレスタイヤを洗浄

最後に、スタッドレスタイヤならではの注意点を2つご紹介します。

1.サマータイヤよりも念入りにお手入れを

寒冷地の道路にまかれる凍結防止剤は、サビや汚れの原因となります。雪道を走った後は足回りを丁寧に洗浄しておきましょう。また、スタッドレスタイヤは、凍結した路面の水膜を取り除くために、「サイプ」という細かな切り込みが刻まれています。このサイプに汚れが入り込みやすいので、丁寧に洗浄したいものですね。

2.タイヤ交換時のお手入れがおすすめ

次のシーズンに気持ちよく履き替えるためにも、スタッドレスタイヤを洗浄するタイミングはサマータイヤへの交換時がおすすめ。タイヤをキレイにしておけば、タイヤ保管場所の汚れ防止にもなりますよ。

コツさえつかめば、そこまで難しくないタイヤ洗浄。みなさんも愛車のお手入れにぜひ役立ててみてください。

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