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雪道ドライブ前にお忘れなく! LEDヘッドライトの着雪対策

クルマの雪道対策といえば、真っ先にスタッドレスタイヤやチェーンを思い浮かべるドライバーさんが多いのではないでしょうか。意外と見落としがちなのが、ヘッドライトのお手入れ。ここに雪が積もったまま走行すると十分な明るさを確保できず、視界不良を起こしてしまう場合があります。今回は、「ヘッドライトの着雪対策」についてご紹介します。

LEDライト採用によってヘッドライトが発熱せず着雪することも

近年、新型車に続々と採用されるようになってきているのがLEDヘッドライト。明るくて省電力、長寿命、立ち上がりが早いといった長所がある一方で、雪に弱いという短所もあります。従来のハロゲンランプと違いLEDは発熱が少ないため、ヘッドライトの上の雪が溶けずに積もっていき、光量が減ってしまうためです。お使いのヘッドライトがLEDの場合は、出発前や駐停車時などにこまめに除雪するよう心がけましょう。

ウォッシャー液を不凍液にする

また、車種によってはヘッドライトにウォッシャー液を噴きつけて洗浄する「ヘッドライトウォッシャー」が搭載されているものもあります。ただし寒冷地ではウォッシャー液がタンク内で凍結してしまったり、噴射した瞬間凍りついたりしてしまうことも。冬場は凍結に強いタイプのウォッシャー液に入れ替えるか、濃度を高めに調節するなどの対策を打っておくと安心です。

撥水・解氷スプレーでコーティングする方法も

ヘッドライトウォッシャーは搭載されておらず、いちいち自力で除雪するのも面倒……という方にオススメなのが、ミラーやガラス用の撥水・解氷スプレーでヘッドライトをコーティングしておくという裏ワザ的方法。使用前にはクリーナーで、ヘッドライトの汚れやほこりをしっかり落としておくのがポイントです。スプレーの種類によっては薬剤を定着させるため十分に乾燥させる必要があるため、事前に必ず天気を確認し、時間に余裕をもって作業しましょう。

ちなみにテールランプやウインカーへの着雪は、自分のクルマが後続車から見えにくくなる原因になります。できればこちらもヘッドライトとあわせて対策しておきたいところです。
何かと不安が付きまとう雪道ドライブ。雪の少ない地域にお住まいの方も、突然の積雪に慌てることのないよう、クルマのすみずみまで入念に気を配っておきたいものですね。

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