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高温サウナ級の熱気を少しでもクールダウン! 車内の暑さ対策法

カンカン照りの真夏日。まるでレーザービームのような直射日光を浴びた駐車中の車の内部は50~60度近い気温になります。まるでスチームサウナのような暑さ! しかも黒いダッシュボードやシートの上は70~80度ほどの温度に! 目玉焼きだって作れそうな勢いです(ちなみに、ゆでたまごは作れるそうですよ)。

本来なら日陰に駐車して直射日光を避けたり、日差しのある場所でもフロントウィンドウなどにサンシェードを付け、日光の入り込みを防ぐのが無難。これだけでも車内の温度は10度近く下げることができます。またはドアウィンドウを少しだけ開いた状態で駐車すれば、15度近く下げられるケースもあります。

とはいえ、車に入ると熱気はムンムン。一秒でも早く暑さをなんとかしたいときはどうしたらいいのでしょうか。

リモコンエンジンスターターでエンジンをかける

車内の熱せられた空気を入れ替えるだけでも、車内の温度を下げることができます。そこでリモコンエンジンスターターを使い、車に近づく段階でエンジンをかけ、オートエアコンによる冷却をはじめましょう。

注意点としては、必ずワイヤレスドアロック機能とアンサーバック機能のあるものを選ぶこと。エンジンスターターを使った段階でドアロックが解除されることはありませんが、間違ってドアロック解除ボタンを押してしまうと、周囲の人に車を盗まれてしまうかもしれません。そのために、車の現在状況が把握できるアンサーバック機能が欠かせないのです。

なかには、温度センサーを搭載した、車内温度を教えてくれるリモコンエンジンスターターも。エアコンの効き具合を移動しながら確かめることができます。

なおリモコン電波の到達距離は理論上2~3kmほどになりますが、これは障害物がなく、見通せる場所に車がある場合。見通せない場所や、見通せたとしても周囲に障害物がある場所では500mほどの距離までしかリモコンの電波が届きません。注意しましょう。

瞬間冷却スプレーでシートやダッシュボードの温度を下げる

一瞬で暑さを和らげてくれる、車内用瞬間冷却スプレーを使う方法もオススメ。人間の肌に吹き付けるものではなく、シートやダッシュボード、ハンドルにドアの内張などに吹きかけて温度を下げるために使います。

なお、スプレー缶には可燃性ガスが含まれているので、吹き付けたあとには、タバコなど火の元を近づけるのは厳禁です。また高温となる場所に放置するとスプレー缶が膨張して爆発することも。車内には放置せず、常に持ち歩くようにしましょう。

クールクッションで運転席の温度を下げる

車に戻ってからすぐに運転しなければならないことが多いのであれば、運転席に装着できるクールクッションを導入しましょう。この商品は座面および背もたれ部分に隙間を作り、座席下のファンから空気を送り込み、熱や湿気を排出してくれます。エアコンと併用すれば、足元に吹き出された冷気を効果的に使ってシートを冷却できますよ。

この商品は普段の運転中にも絶大な効果があります。電熱線が組み込まれたクール&ウォームクッションなら、寒い冬場であってもシートはポカポカに。運転が楽になること確実です。

気分よく運転するためにも、この季節は冷却グッズの効果的な使い方が欠かせません。ドライブ前の準備を怠らないようにしたいですね。