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タイヤの空気の入れ方を解説!どこでできる?

タイヤの空気の入れ方を解説!どこでできる?
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タイヤの空気圧は、何も問題がなくても1カ月で約5%程度減少すると言われています。空気圧不足は燃費悪化や偏摩耗などさまざまなトラブルの原因になるため、定期的な補充が大切です。そこで今回は、タイヤの空気の入れ方について詳しく解説します。

タイヤの空気入れがある場所

タイヤの空気を補充できる場所としては、ガソリンスタンド(有人・セルフ)、カー用品店、ディーラー、自動車修理工場などが挙げられます。多くは無料で利用できますが、有料の場合もあるので必ず事前にご確認ください。

また、場所によっては「窒素充塡」を扱っているところもあります。空気が抜けにくくなる、温度変化に強くなる、サビを防いでタイヤやホイールの寿命を延ばすなどの効果が期待されていますが、こちらは有料で相場は1本あたり500円程度~と決して安いサービスではありません。とにかくメンテナンスを楽にしたいという方は検討してみても良いでしょう。

空気を入れる手順

有人ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラー、整備工場などで空気を入れる場合は、費用を確認してスタッフに依頼するだけでOKです。

無人ガソリンスタンドなどスタッフがいない場所では、備え付けの空気充塡機を使って自分で補充します。その際は必ず事前に愛車の指定空気圧をチェックしておきましょう。


充塡機のタイプによって使い方が少し異なるので、それぞれの流れをご紹介します。

エアーキャリーの場合

タイヤの空気の入れ方を解説!どこでできる?
  1. 停車位置にエアーキャリー本体を持ってきます。
  2. タイヤのバルブキャップを外して、エアーキャリーのノズルをバルブに押し当てます。
  3. 圧力計を確認しながら、空気圧が低い場合は「+」ボタンを、高い場合は「-」ボタンを押して指定空気圧になるまで調整します。
  4. ノズルを外して、バルブキャップを取り付けたら作業完了です。

据え置き型(デジタル式・ダイヤル式)の場合

タイヤの空気の入れ方を解説!どこでできる?
  1. 据え置き型は充塡機本体の移動ができないので、あらかじめホースが届く範囲にクルマを移動させておきます。
  2. タイヤのバルブキャップを外します。
  3. デジタル式の場合は画面に表示される数値を、ダイヤル式の場合はメーターの針を指定空気圧に合わせます。
  4. ホースの先をバルブに押し当てると、自動的に空気が注入されます(ダイヤル式の場合は空気の注入中に音が鳴ります)。
  5. ホースを外して、バルブキャップを取り付けたら作業完了です。

いずれの方法も、タイヤが冷えている状態で行いましょう。長距離走行や高速走行の直後は、タイヤ内部の空気が暖まって空気圧が高めに表示される可能性があるからです。

どれくらいの時間でできる?

タイヤの空気を入れるのにかかる時間の目安は、空気圧チェックも含めて4本に入れても5分程度。ガソリンスタンドであれば給油の間に終わってしまうほどの短さです。

自宅でもできる?

タイヤの空気入れは、道具さえ購入すれば自宅でも簡単にできます。そろえたい道具は、エアーポンプと空気圧計の2つです。

タイヤに空気を入れる「エアーポンプ」は、主に手動・足踏み・電動の3タイプに分けられ、手動・足踏みタイプは比較的安価ですが手間と時間がかかるのがデメリットです。電動タイプは前の2つとくらべると値が張りますが、その分簡単に空気を入れられるメリットがあります。ポンプによっては付け替えノズルで自転車やボールなどに使用できるものもあるので、予算や好みにあわせて選んでみてください。

また、その名の通り空気圧を計るための「空気圧計」は、エアーポンプに備え付けられている場合もありますが、正確さを求めるなら単体で別に用意することをおすすめします。その際は減圧機能付きのものを選んでおくと、もし空気を多く入れ過ぎてしまっても適正空気圧に合わせて空気を抜いて調整できるので便利です。

気をつけるべきポイント

最後に、タイヤに空気を入れるときに注意したいポイントを2点ご紹介します。

空気圧だけでなく、タイヤの溝の深さや傷などもチェック!

まず1点目は、空気圧点検のついでにタイヤ全体の状態もチェックしておくこと。溝の深さが十分に残っているか、偏摩耗を起こしていないか、表面にヒビや亀裂がないか、異物が刺さっていないかなど空気圧以外の部分もしっかりと確認しておきましょう。

空気を入れる際は必ず「適正空気圧」に

そしてもう1点は、空気圧が適正かどうか必ず確認しておくこと。空気圧は高過ぎても低過ぎてもクルマに悪影響を及ぼします。空気圧が適性でないと、燃費が悪化したり走行安定性が損なわれたりする可能性があるので、常に適正空気圧をキープしておきたいところです。

メーカー推奨の適正空気圧は、基本的に運転席ドアの開口部に貼られたシールで表示されています。わからない場合は、お使いの車種の取扱説明書をご確認ください。

タイヤの空気圧は、タイヤだけでなく、クルマ全体の不調にもつながる重要な部分です。車種によっては空気圧が低下したときに警告灯で知らせてくれるものもありますが、基本的には月1回のタイヤ空気圧チェックを習慣づけて、必要に応じて補充できると安心ですね。

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