北からだんだんと紅葉前線が南下している今日このごろ。赤く、燃えるように染まった山あいのドライブを楽しむ時期がやってきました。
そこで今回は、日本ならではの季節感を思う存分楽しめる道路情報を集めてみました。
目次
誰でも走りやすいスカイライン
「○○スカイライン」、「○○ドライブウェイ」、「○○周遊道路」と名付けられたコースは、広大な景観の中で染まりゆく紅葉を見ながらドライブを楽しめるベストなルート。アスファルトの状態もよく、コース途中にはトイレつきの休憩所も用意され、渋滞さえなければストレス知らずで走れます。
アップダウンが多いので、下り坂ではスピードの出し過ぎに要注意。
磐梯吾妻スカイライン(福島県)
平均標高1,350mという「空に近い」場所を走れる全長28.7kmの道路。11月中旬から翌年4月上旬までは冬季通行止。走るならお早めに。
【参考ページ】福島市観光コンベンション協会
房総スカイライン(千葉県)
濃密に茂った木々の中を駆け抜けられる10kmの道のり。森の中だけではなく山の尾根も走れるコースで、パッと!と眼前に広がる大パノラマには、思わずため息が漏れちゃいます。
【参考ページ】千葉県道路公社
富士山スカイライン(静岡県)
春・夏・秋と、どの季節のドライブもおすすめですが、この季節は富士山の冠雪に、紅葉越しに見る駿河湾と、どちらを見ても雄大な景観が楽しめる34.5km。11月下旬〜翌年4月下旬までは冬季通行止めとなります。
【参考ページ】静岡県公式ホームページ
カルストロード(山口県)
秋吉台といえば鍾乳洞が有名ですが、カルスト台地の上を走る13.1kmのカルストロードも魅力たっぷり。その周囲には、目を楽しませてくれる紅葉ポイントが点在しています。
【参考ページ】ウィキペディア
走りごたえのある「スーパー林道」もオススメ
もっと紅葉を近くに感じながらのドライブを楽しみたいのであれば、林道をドライブコースに組み込んでみるといいでしょう。名前の通り、林や森の中を走る道です。窓を開けたら触れるくらいの距離に葉が生えているコースもありますよ。
ただし、すべての林道がいいというわけではありません。中にはオフロードタイヤをはいていてもパンクしそうな岩場の道だったり、ガードレールがなかったり、崖が崩れているような林道もあります。上下1車線しかなく、対向車が来たときも大変。スペースのある場所までバックしなければならないのですから。
そこでおすすめしたいのはスーパー林道。比較的メンテナンスが行き届いていて走りやすいのが特徴です。とはいっても林道は林道。未舗装な地域もあり、○○スカイラインよりはかなり走りごたえがありますので、山道のドライブになれていて、ダート走行経験者の人だけチャレンジしてくださいね。
あとパンク修理材は必須ですよ! ガソリンスタンドも山の麓にしかないところが多いので、林道に入る前にガソリンは満タンにしてから行きましょう!
上高地スーパー林道(長野県)
道幅が広く、道の状態もいいイチオシの35.1kmのスーパー林道です。撮影ポイントも多いので、ぜひ、三脚とデジカメも持っていきましょう。
【参考ページ】ウィキペディア
白山スーパー林道(石川県・岐阜県)
来年には「白山白川郷ホワイトロード」という名前になるステキな観光道路です。現在は8〜17時まで通行可能。12月から4月の間は閉鎖されます。
【参考ページ】ウィキペディア
黒尊スーパー林道(愛媛県)
全線が舗装された走りやすいコースです。しかし、台風の時期などは、雨によって山側から土砂が流れてきていたりするので油断は禁物。バイクや自転車でツーリングしている人も多いコースです。
他にもドライブに適したスーパー林道はたくさんあります。山と森をディープに味わえるスーパー林道で、いつもとは違う紅葉狩りドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
秋のスカイライン、そしてスーパー林道で、視界を覆うような、色とりどりの「紅葉のトンネル」に出会えるかもしれませんよ。