白黒模様の丸々とした体が特徴的な、動物園の人気者といえば「パンダ」。昨年6月には上野動物園で29年ぶりとなる赤ちゃん公開で大フィーバーになったほか、今年の8月には和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」でパンダの女の子が誕生し、その成長ぶりが話題を集めています。今回は、国内でかわいらしいパンダに会えるスポットを3つご紹介します。
神戸市立王子動物園(兵庫県)
・所在地:神戸市灘区王子町3-1
・アクセス:阪急電鉄神戸本線「王子公園駅」からすぐ
約130種800点の動物を展示し、動物科学資料館や遊園地、異人館(洋館)も併設している「神戸市立王子動物園」。
2000年に阪神淡路大震災の復興を願って中国から借り受けたジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」が1頭で暮らしており、今年9月16日に23歳の誕生日を迎えました。園内の動物の人気投票では、2位のゾウと約3倍の票差をつけてダントツ1位をとるほどの人気ぶりです。
チャームポイントの短い手足で歩き回る姿はとっても愛らしく、他のジャイアントパンダとは違った魅力があります。
アドベンチャーワールド(和歌山県)
・所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
・アクセス:紀勢自動車道・南紀白浜ICより約10分
140種1400頭の動物を展示し、水族館や遊園地、サファリパークも併設している「アドベンチャーワールド」。
園内には、「えいめい(永明)」、「らうひん(良浜)」、「おうひん(桜浜)」、「とうひん(桃浜)」、「ゆいひん(結浜)」、そして今年8月に生まれたばかりの赤ちゃんパンダの計6頭が暮らしており、ジャイアントパンダとしては日本一の大家族です。
さらに今年9月20日からは、公式Webサイトにて赤ちゃんパンダと母親「らうひん(良浜)」の様子のVRライブ映像配信もスタートしています(現在11月1日からメンテナンス中。再開時期は未定)。
恩賜上野動物園
・所在地:東京都台東区上野公園9-83
・アクセス:JR・東京メトロ「上野駅」からすぐ
約350種2500点の動物を飼育する上野動物園。東京の都心部にありながら豊かな自然が残されており、周辺には「上野恩賜公園」や「東京国立博物館」、「国立西洋美術館」など、観光スポットが多いのも魅力です。
園内には、「リーリー(力力)」と「シンシン(真真)」、そして昨年6月に生まれた「シャンシャン(香香)」の3頭が暮らしています。11月13日からは、シャンシャンが母親から離れて単独で暮らすための訓練が開始され、1歳半となる12月にはひとり立ちする計画で準備が進められているそうです。
パンダ観覧の待ち時間は、動物園公式Twitterにて公開されているので、訪れる際にはぜひ活用してみてください。
気になるスポットは見つかりましたか? 現在日本でジャイアントパンダが見られる動物園は、今回ご紹介した3か所のみ。今度のお休みは、かわいらしいパンダの姿で存分に癒やされてみてはいかがでしょうか。