季節が変わり、秋の気配が出てきました。この季節は魚に野菜、果物とおいしいものが勢ぞろい。ドライブするなら、秋の味覚が楽しめる場所に行きたいものです。しかし、漁港にしても果物狩りの施設にしても、週末となると駐車場渋滞に悩まされるもの。場所、時間帯によっては1時間以上も車中に閉じ込められてしまいます。
こんな悲劇に遭遇しないためにはどうしたらいいのでしょうか。オープン時間に合わせて日の出とともに出発?
いえいえ、手間もコストもかかりますが、混みやすい時間帯でもサッと入れるテクニックがあるのです。それが、自転車です。
自転車を車載しておけば、ちょっと離れた駐車場に止めたって大丈夫。普通の自転車でも時速10~15km/h、スポーツサイクルなら20~30km/hでラクに走れますから、目的地までもそうそう時間はかかりません。
また涼しくなってきた秋は、サイクリングに絶好の季節。しかし、交通量の多い幹線道路や歩行者の多い路地など、街中でのサイクリングは注意が必要。それならば、
今回は、自転車を活用したドライブのススメとして、自転車を車載するときのポイントと、おオススメサイクリングロードのピックアップをまとめました。
目次
車載しやすい自転車を探そう
車で運ぶならどのような自転車がいいのでしょうか。まずは、タイプ別に、オススメ度合いを解説します。
折りたたみ自転車 ◎
コンパクトに収納できるように作られた折りたたみ自転車は車載用にも最適。軽ワゴンの荷台部、セダンのトランクルームに入れるのなら、折りたたんだ上前輪と後輪をまとめられるタイプが好ましいです。
小径自転車(ミニベロ) ○
ミニバンやワゴンなら、セカンドシートを折りたためば、車載できます。自転車の前後ホイールを外せばセカンドシートを折りたたまずに車載も可能。その際、車載用のスタンドを用いましょう。
ロードバイク、MTB △
車載するためには、ホイールの脱着が必要になる車種が多いです。ホイールをつけたまま運びたいなら、ルーフキャリア型のサイクルキャリアが欲しいところです。
シティサイクル △
カゴなどがついていると一気に運びにくくなります。車両パーツの構成上、ホイールが外しにくいのが、車載時の難点。車載するなら、工具を用意しておきましょう。
折りたたみ自転車がベストなのは言うまでもないことですが、実は他の自転車も車載することは可能です。車載用の自転車を購入するというのでなければ、やはりルーフキャリア型のサイクルキャリアを用意したいところです。正しい手順で固定すれば、高速道路での移動も問題ありませんよ。
おオススメ サイクリングコース
続いて、おオススメのサイクリングロードを、ご紹介します。
網走常呂自転車道
北海道網走市~北見市 40km
網走湖、能取湖、オホーツク海沿岸、サロマ湖と、水辺ばかり走れるサイクリングロード。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ddr/cycling/abasiri-cycling.htm
荒川サイクリングロード
埼玉県熊谷市~東京都江戸川区 45km
関東を代表するサイクリングロードの一つ。通称「荒サイ」とも呼ばれます。さいたま市前後のルートが走りやすいです。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a1006/gurutto/documents/608692.pdf
上越糸魚川自転車道線
新潟県上越市~糸魚川市 33km
通称「久比岐(くびき)自転車道」。北陸本線の旧線を自転車道に転用。日本海、佐渡島、能登半島が望めます。
http://www.hrr.mlit.go.jp/takada/road/kubikijitensya/guidemap.pdf
瀬戸内海横断自転車道
広島県尾道市~愛媛県今治市 80km
しまなみ海道サイクリングコースという呼び名で有名。サイクリストの聖地として、人気の高いスポットです。
http://www.oideya.gr.jp/shimanami_cycling/
メイプル耶馬サイクリングロード
大分県中津市 36km
耶馬溪鉄道跡のサイクリングロード。今は使われていないトンネル、鉄橋、駅舎などを見ながら走れます。
http://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2014060400012/
秋の爽やかな空気を、サイクリングで堪能しながら、行き帰りは車でラクラク。日帰りや一泊旅行にピッタリ。小旅行にドライブ&サイクリングはいかがですか?