2020年の東京オリンピックで、追加種目として提案される5種目が決定しましたね!
その候補にノミネートされた「スポーツクライミング」、皆さんご存知でしょうか?
「ホールド」と呼ばれるカラフルな突起物が設置された人工壁をよじ登る競技なのですが、体を鍛えたい男性にはもちろん、最近ではしなやかな体づくりをしたい!という女性にも大人気なスポーツなのです。
今回は、「海外アクティビティのススメ!」と題して、クライミングを愛してやまない私がシルバーウィークに行ってきた、カナダ・スコーミッシュでのクライミングの様子をご紹介します。
目次
玄関口・バンクーバーから車で約1時間!
キレイな海岸線は1本道で迷うことなし。
カナダの玄関口・バンクーバーとウィンタースポーツで有名なウィスラーとのちょうど真ん中あたりに位置する小さな町・スコーミッシュ。
海岸線を北に約60キロというアクセスは、車で5~6時間が当たり前な海外のクライミングスポットの中ではとても便利なトコロといえます。レンタカーでドライブもよし、空港から直通バスも出ているので、ゆったりと風景を眺めながら移動するのも楽しいですよ。
突如現れる“The Chief”は、世界中のクライマーを魅了する大きな岩
スコーミッシュの町に入ると、突如現れるのが存在感を放つ大きな岩“The Chief”。この岩に憧れ、世界中のクライマーがこの町に集まってくるのです。
クライミングにはいくつか種類があり、ざっくり分けるとハーネス(安全ベルト)とロープを使って、数十メートルにおよぶ岩壁を登る「リード」、ハーネスやロープを使わない代わりに、クラッシュパッドと呼ばれるクッションマットを地面に敷いて、体ひとつで1枚岩を登る「ボルダリング」の2種類(本当はもっと細かく分かれていますよ!)。私が挑戦したのは、ボルダリングです。
マイナスイオンたっぷり!森の中には初心者でもトライしやすい岩がゴロゴロ
いざ山に入ると、そこには木々や苔が豊かに生い茂り、場所によっては、屋久島を彷彿させる厳かな雰囲気も。「トポ」と呼ばれる地図を片手に、お目当ての岩を探します。
クラッシュパッドを敷き、クライミングシューズを履いてすべり止めのチョークを手につける。あとは…ひたすら登るだけ!登っても登っても、良質な岩がそこら中にゴロゴロしているので、飽きることはありません(笑)。
スコーミッシュには、オススメ課題100選が用意されており、それらは体の使い方やパワフルさ、スリルどれをとっても文句なしのオモシロさ。初心者でもトライしやすいので、初めての海外クライミングには持ってこいの岩場ですね。
登ったあとは掃除もお忘れなく
最後に、クライミングの後は、チョークを落とすこともお忘れなく。次の人のために、国内外問わず岩場のルールはきちんと守りましょう。
週末には近隣から地元ファミリーがキャンプに
ここに集まるのは、クライマーだけではありません。
美しい滝や湖、ハシゴ・鎖が整備された岩山など、ハイキングコースとしても有名なスコーミッシュは、週末には近隣から地元ファミリーがキャンプに訪れます。この日は、ピンと張ったロープの上を歩いたり飛び跳ねてパフォーマンスをする「スラックライン」を楽しむお兄さん方がいました。
「Stawamus Chief Campground」というキャンプ場に宿泊してアウトドアを楽しむ。こんな週末、うらやましいですね。
旅の醍醐味はやっぱりグルメ!ローカルに愛されるバーガーは、その名の通り“マウンテン”サイズ
町中に中華料理やお寿司、ファミレスが点在しているので、どこで食べようか迷ってしまいますが、スコーミッシュを訪れたならぜひとも食べていただきたいのが「Mountain Burger House」のThe Big Mountain Burger。
お肉とチーズ2枚ずつのミルフィーユの上にベーコン、そしてピクルス・トマト・サラダをオンした特大サイズのバーガーです。なんと、ファストフードらしからぬ、6:00~15:00までしか開いていないお店(!)。でも、少しスパイシーで味の濃いお肉が大人気で、いつみてもお客さんで賑わっていました。その名の通り、“マウンテン”サイズなのに、女性の私でもペロリ(笑)。
バーガーはお肉だけじゃなくてソースも決め手!という方には、「the RUDDY DUCK BAR & GRILL」というバーのバーガーがオススメ。サイドメニューはポテト以外にサラダやスープが選べます。北米らしく、ドラフトのIPA(インディアン・ペールエール)と一緒にいただけるのもポイントが高いですね。
お酒好きはぜひリカーショップへ。日本では専門店でも見かけないIPAを中心とした瓶ビールがショーケースの中にズラリ。毎日、どれを飲むのか選ぶのが楽しいですよ!でも、飲酒運転はしないようにお気をつけください。
いかがでしたか?海外でレンタカーを借りてアクティビティへ!皆さまも、ぜひトライしてみてくださいね。
今度はどこの岩場へ出没するのか……ご期待ください!