日本が誇る北の大地、北海道。グルメ目当てなら春夏秋冬どのシーズンでも満足できますが、ドライブトリップするなら6~7月の初夏シーズンがオススメです。
本州以南と比べるとまだまだ肌寒い日も多いかわりに、とても気持ちいい透き通った空気が味わえます。しかも北海道には梅雨がないので、晴れ渡った晴天と出会える日が多いというメリットも!
広々とした丘一面に広がる花畑の数々も、初夏の北海道の見どころですよ。
第1コース・道東エリアの体験ルート
帯広市を中心とした一帯は北海道の中でも農業が盛んな地域。「こんなに巨大なトラクターが日本にあるの!?」と驚ける、日本とは思えないほど大規模な農場を眺めながらのドライブが楽しめます。
また体験施設が多いのもこの地域の特徴といえます。音更町にある十勝が丘公園では熱気球に乗って十勝平野を一望できますし、帯広市では鉄製のそりを引く、大迫力の「ばんえい競馬」を見学できます。
清水町の十勝千年の森にも立ち寄りたいところ。なんとここは、日本では滅多にお目にかかれないセグウェイに乗ることができます。草原や森の中をセグウェイで巡れるセグウェイツアーで自然を堪能してみてください。
第2コース・道東エリアの絶景ルート
北海道に足繁く通う人ほど「ドライブするなら道東がいいよ」といいます。そのヒミツは他の地域よりも大自然が織りなす絶景が多いから。
まずは釧路湿原を見渡せる釧路市湿原展望台で、日本一広い湿原の雄大な景観を楽しみましょう。続いて北上し、日本一の透明度を誇る摩周湖へ。温泉地の多い屈斜路湖もすぐそばにありますよ。
さらに北上すると西に網走、東に知床半島という斜里国道に入りますが、ここは知床半島側にぜひハンドルを。美しい海岸線の沿って走れる国道334号線を通り、「日本の滝百選」にも選ばれたオシンコシンの滝は一見の価値ありです!
例年通りなら6~7月の期間限定で行けるカムイワッカ湯の滝(写真)にもチャレンジしたいところですね。途中までにはなりますが、温泉の流れる川を上っていける場所はここくらいしかありません。
第3コース・富良野、美瑛エリアのパノラマルート
一面に広がる花の絨毯。丘陵ごとに違った色合いに染まる大パノラマは、道北エリアの中でも南に位置する富良野、美瑛エリアで楽しめます。特に初夏のシーズンはファーム富田とラベンダーイーストを見ておきましょう。大人気スポットゆえに休日は渋滞となってしまいますが、百花繚乱という言葉が似合いすぎるその景色は、いつまでもあなたの記憶に色濃く残るはず。
混むのはいや!という方は、十勝岳ラベンダーロードをオススメします。美瑛は碁盤目状に整備されたヨーロピアンな街並みと、丘の間を縫って走れるパノラマロードなど、密度の濃いドライブスポットがめじろ押し。街からはやや離れますが、真っ青に染まる美瑛の青い池も必見です。
北海道というと札幌や小樽のイメージが強いのですが、実は他にもすてきな景観が楽しめる場所が多いのです。ゆっくりと時間をとれるなら、クルマでカメラを片手に、レアな観光スポットを廻るのも楽しいですよ!