冬にしか見られない幻想的な氷の世界や、雪化粧をまとった絶景を求めて、関東から日帰りドライブに出掛けてみませんか? 首都圏から2~3時間程度で、自然が生み出す美しい冬の景色に出会えるスポットがたくさんあります。ただし、雪道や凍結路面での運転には十分な準備と注意が必要です。この記事では、関東近郊で楽しめる冬の絶景スポットと、安全に雪道を走るためのポイントをご紹介します。
目次
関東近郊でもスタッドレスタイヤは必須
関東エリアといっても、山間部では積雪や路面の凍結が頻繁に発生します。特に日陰の多い道路では、日中でも氷が溶けずに残っていることがあり、カーブや坂道では細心の注意が必要です。
また、積雪時には通行規制やチェーン規制がかかる区間もあるため、冬タイヤやチェーンの装着は必須と考えましょう。安全なドライブのためには、時間と心に余裕を持った計画を立てることが大切です。
天気予報は「山沿い」をチェック
出発前には必ず、目的地周辺の山間部の天気予報を確認しましょう。平地の予報とは異なり、山沿いでは急な天候変化や気温の低下が起こりやすくなっています。気象情報サイトでは全国各地の山の天気が詳しく公開されているので、平地と山間部、両方の予報をチェックしてから出発することをおすすめします。
【厳選】関東の日帰り雪景色スポット3選
ここからは、首都圏から日帰りで雪景色を楽しめるおすすめスポットを3か所、ご紹介します。
スポット1:秩父三大氷柱のひとつ「あしがくぼの氷柱」

- 所在地:埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保
- 公式サイト:横瀬町観光協会
秩父三大氷柱のひとつに数えられる「あしがくぼの氷柱」は、西武秩父線の芦ヶ久保駅から徒歩約10分という好アクセスが魅力です。例年1月中旬から2月下旬にかけて公開され、高さ30m、幅200mにもわたる壮大な氷の造形美を楽しめます。
線路のすぐそばに会場があり、電車の車窓からも眺められるほか、電車と氷柱を一緒にカメラに収めることもできます。週末の夜にはライトアップが行われ、色とりどりに輝く幻想的な空間が広がります。日中の自然光の中で見る氷柱も美しく、その日の氷の状態や開園状況は観光協会のWebサイトで確認できます。土日祝日のライトアップ鑑賞は事前のWeb予約で割引も受けられますよ。
秩父エリアへのアクセスと路面注意点
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・狭山日高ICより国道299号経由で約45分。国道299号では、路肩を中心に凍結箇所が発生することがあるので注意してください。横瀬町観光協会のWebサイトでは路面状況も随時更新されているので、出発前にチェックすることをおすすめします。
スポット2:迫力の氷瀑と雪化粧!茨城「袋田の滝」

- 所在地:茨城県久慈郡大子町袋田
- 公式サイト:大子町観光協会
茨城県を代表する名瀑「袋田の滝」は、高さ120m、4段にわたって流れ落ちる迫力満点の滝です。寒さの厳しい冬には滝全体が凍りつく「氷瀑」となることもあり、普段とはまったく異なる神秘的な姿を見せてくれます。近年では完全に凍結することは稀ですが、部分的に凍った姿も十分に見応えがあり、雪化粧をまとった周囲の景色と相まって、冬ならではの絶景を楽しめます。凍結情報や気温などはWebサイトから確認可能です。
袋田の滝へのアクセスと路面注意点
常磐自動車道・那珂ICから国道118号線経由で約60分。山間部で気温が低いため、雨の翌日などは路面が凍結しやすくなります。特に早朝や夕方以降は気温が下がり、凍結のリスクが高まります。日陰や橋の上など凍結しやすい場所ではさらに速度を落として慎重に運転しましょう。
スポット3:山中湖パノラマ台でのダイヤモンド富士

- 所在地:山梨県南都留郡山中湖村平野
- 公式サイト:山中湖観光協会
富士山の頂上に太陽が重なる瞬間「ダイヤモンド富士」は、山中湖周辺で冬の風物詩となっています。特に天候が安定しやすい2月頃には観測しやすく、パノラマ台からは雪をかぶった富士山と湖面に映る逆さ富士、そして輝くダイヤモンド富士という贅沢な光景を目にすることができます。また、期間中の1日限定で花火が打ち上げられるイベントもあり、冬の夜空を彩る華やかな演出も楽しめます。
山中湖へのアクセスと路面注意点
山中湖明神山パノラマ台までのアクセスは、東富士五湖道路・山中湖ICより国道730号経由で約20分。周辺は標高が高く、冬季は路面凍結が発生しやすい地域です。現地の情報サイトでは、路面凍結時に最新の状況が更新されるため、出発前に必ず確認しておきましょう。特に早朝や日没後は急激に気温が下がるため、慎重な運転を心がけてください。
雪道ドライブを安全に楽しむための運転テクニックと冬ドライブ携行品

美しい冬景色を楽しむためには、安全運転が何よりも大切です。雪道や凍結路面では普段とは異なる運転技術が求められます。
特に橋の上やトンネルの出入り口は、見た目は濡れているだけに見えても実は凍っている「ブラックアイスバーン」が発生している可能性があります。吸水性の高いスタッドレスタイヤを装着していても、過信せず慎重な運転を心がけましょう。
ここでは、雪道を安全に走るための基本的なテクニックと、万が一に備えてクルマに積んでおきたい携行品をご紹介します。
「急」のつく操作は厳禁(急ブレーキ・急ハンドル)
雪道や凍結路面では、急ブレーキや急ハンドルといった「急」のつく操作が最も危険です。タイヤのグリップ力が低下しているため、急な操作をするとスリップやスピンの原因になります。ブレーキは早めにゆっくりと踏み、ハンドル操作も滑らかに行うことを意識しましょう。
車間距離はいつもの2倍以上を確保
雪道では制動距離が通常の路面よりも大幅に長くなります。前のクルマとの車間距離は、普段の2倍以上を目安に十分な余裕を持って走行しましょう。万が一前のクルマが急停止しても、安全に止まれる距離を保つことが事故防止の鍵です。
もしもに備える!冬のドライブ携行品リスト
冬のドライブでは、もしものときに備えて以下の3つのアイテムを携行しておくことをおすすめします。
- 解氷スプレー
フロントガラスやドアロックの凍結を素早く溶かせます。寒冷地では朝の凍結が予想されるため、車内に常備しておくと安心です。 - スクレーパー
窓ガラスに付着した氷や雪を削り取る道具です。解氷スプレーと併用することで、視界をしっかり確保できます。 - 防寒具
万が一の立ち往生や緊急停車に備えて、車内に毛布やカイロを用意しておきましょう。寒さをしのぐだけでなく、同乗者の安心にもつながります。
冬の関東近郊には、この季節ならではの美しい景色がたくさん待っています。スタッドレスタイヤや携行品をしっかり準備し、安全運転を心がけて、冬のドライブを存分に楽しみましょう。



