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夏は「鍾乳洞×かき氷&アイス」!日帰りで行けるおすすめスポットを紹介

夏は「鍾乳洞×かき氷&アイス」!日帰りで行けるオススメスポットを紹介
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夏の暑さが厳しくなると、涼しい場所を求めて出掛けたくなるものです。そんなときにおすすめなのが、“天然のクーラー”とも言える鍾乳洞巡り。さらに、鍾乳洞観光の後に冷たいかき氷やアイスを楽しめば、夏の暑さを忘れられること間違いなしです。

今回の記事では、東京から日帰りでアクセスできる鍾乳洞とその周辺でかき氷&アイスが楽しめるスポットをご紹介します。

鍾乳洞とはどんなもの?

はじめに「鍾乳洞」とはどんなものなのか、おさらいしておきましょう。

洞窟との違い

日本や世界には人工・自然のさまざまな洞窟が存在していますが、すべての洞窟が鍾乳洞というわけではありません。鍾乳洞の最大の特徴は、その名の通り「鍾乳石」が存在することです。

鍾乳石とは主につららのように天井から垂れ下がる「つらら石」を指す言葉ですが、床から上に向かって伸びる「石筍(せきじゅん)」や、洞壁を覆う「フローストーン(流れ石)」などの生成物も含めた総称として使われることもあります。これらの美しい造形が、鍾乳洞を神秘的な空間に変えているのです。

鍾乳洞ができる場所

夏は「鍾乳洞×かき氷&アイス」!日帰りで行けるオススメスポットを紹介

鍾乳洞は、主に石灰岩の地層が存在する場所に形成されます。石灰岩は、海底に堆積した生物の死骸などが長い年月をかけて固まってできた岩石です。

鍾乳洞が誕生するしくみ

鍾乳洞の形成には、非常に長い時間がかかります。基本的には以下のような過程でできあがります。

  • 二酸化炭素を取り込んで酸性になった雨水や地下水が石灰岩の割れ目に入り込み、地中に浸透します。
  • 弱酸性の水が石灰岩を少しずつ溶かしていきます。何百万年、何千万年という時間をかけて、小さな隙間が広がり、やがて大きな空洞になります。
  • 石灰岩を溶かした水が洞窟内で蒸発する際に、炭酸カルシウムが結晶化し、鍾乳石が形成されます。

鍾乳石の成長は非常にゆっくりで、1cm伸びるのに約100年かかると言われています。わたしたちが目にする鍾乳洞の風景は、途方もない時間をかけて作られた地球の芸術作品なのです。

「鍾乳洞×かき氷」おすすめ鍾乳洞

ここからは、関東から日帰りで行ける鍾乳洞と、その周辺でかき氷&アイスを楽しめるスポットを3選ご紹介します。

橋立鍾乳洞(埼玉県)×「Jurin’s Geo」

夏は「鍾乳洞×かき氷&アイス」!日帰りで行けるオススメスポットを紹介

埼玉県秩父市に位置し、県の天然記念物にも指定されている「橋立鍾乳洞」。全長約140mのこぢんまりとした鍾乳洞ですが、内部には鍾乳石や石筍(せきじゅん)、石柱が見られ、自然の造形美を堪能できます。洞窟の入り口付近には、札所28番 橋立堂があり、秩父札所巡りと合わせて楽しむこともできます。

鍾乳洞を見学した後は、徒歩すぐの場所にあるカフェ「Jurin’s Geo(ジュリンズ ジオ)」でひと休みしましょう。ここでは地元のちちぶいちごや甘夏など新鮮な果物をふんだんに使用した「果実で作る 飲めるかき氷」が人気で、果物本来の味わいを楽しめるのが特徴。追加料金でトッピング付きのスペシャルメニューもあります。

橋立鍾乳洞

  • 所在地:埼玉県秩父市上影森708
  • 営業時間:8:00~16:30 (3月1日~12月上旬)
  • 入洞料金:大人200円 小人100円
  • 電話:0494-24-5399

不二洞(群馬県)×「道の駅うえの」

夏は「鍾乳洞×かき氷&アイス」!日帰りで行けるオススメスポットを紹介

群馬県多野郡上野村にある「不二洞」は関東最大級の規模を誇る鍾乳洞です。全長約2.2kmの洞窟内はLEDでライトアップされており、幻想的な雰囲気を楽しめます。見学コースの所要時間は約40分で、年間を通じて洞内温度は約10℃と一定。夏は涼しく、冬は暖かく感じられるため、季節を問わず快適に観光できるのも魅力です。

不二洞から車で約10分の場所には、「道の駅うえの」があります。ここで絶対に試したいのが「十石みそソフトクリーム」です。地元の名産品である十石みそ(じゅっこくみそ)とバニラアイスを組み合わせた独特の味わいが魅力。チーズのような濃厚さと、みその深いうま味が不思議なハーモニーを奏でます。

不二洞

  • 所在地:群馬県多野郡上野村川和665
  • 営業時間:9:00〜16:30 ※11月は9:00〜16:00 ※冬期12月から3月中旬頃まで10:00〜15:00
  • 定休日:年中無休
  • 入洞料金:大人800円 小学生500円 幼児100円
  • 電話:0274-59-3117

小平鍾乳洞(群馬県)×「SAKURAかき氷工房」

夏は「鍾乳洞×かき氷&アイス」!日帰りで行けるオススメスポットを紹介

群馬県みどり市に位置する「小平鍾乳洞」は、1874年に発見されて以来何らかの理由で埋まり、長らく伝説とされていましたが、1984年に再発見されました。全長93mとコンパクトながら、国内の鍾乳洞ではめずらしいヘリクタイトやヘリグマイトなどの二次生成物が見られることで知られています。洞内の気温は年間を通じて13~15℃と一定です。

小平鍾乳洞から車で約10分の場所には、「SAKURAかき氷工房」があります。ここでは自家製シロップを使用したふわふわのかき氷を楽しめます。地元の八百屋から仕入れた旬の果物や京都宇治の抹茶など材料にこだわったかき氷は、見た目も美しく、味も格別です。

小平鍾乳洞

  • 所在地:群馬県みどり市大間々町小平445
  • 営業時間: 9:00~17:00(4月~9月)、9:00~16:00(10月~3月)
  • 定休日:火曜日 (12月~3月、祝日の場合は翌日)
  • 入洞料金:大人320円 小・中学生150円 未就学児無料
  • 電話:0277-73-2006

まとめ

今回は、首都圏エリアから日帰りで行ける3つの観光スポットをご紹介しました。鍾乳洞観光とかき氷・アイスの組み合わせは、夏の暑さを忘れさせてくれる最高の楽しみ方です。

鍾乳洞内は涼しいですが、外気温との差が20度以上になることもあります。お出掛けの際は急激な温度変化に備えて、薄手の上着など羽織れるものを持参することをおすすめします。また、洞窟内と外では明暗差が大きいため、鍾乳洞から出てすぐに運転するのは危険です。目を慣らしてから運転しましょう。

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