どんな基準で選ぶ? クルマの色のメリット・デメリット
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- 2016.11.24
クルマの第一印象を決める「ボディカラー」。みなさんはいつもどのように選んでいますか? 人気のある色にはそれぞれ理由があり、メリット・デメリットもあるようです。今回は、クルマの色に関する豆知識をご紹介します。
トップ3は安定の「白」「グレー(シルバー)」「黒」
そもそも、道路を走っている車のボディカラーで、一番多いのは何色なのでしょうか? 自動車検査登録情報協会のデータ(2016年3月現在)によると、クルマのボディカラー別台数で最も多かったのは白。その次にグレー(シルバー)、黒と続き、この3色が全体台数の過半数を占めています。ちなみに以前ON THE ROAD読者へ現在乗っている車の色をたずねたところ、シルバー、白、黒で63%を占めていました。
2003年にマクロミルが発表した「『色』に関するアンケート」の「現在所有の車の色」についての調査結果でも、順序は違うものの上位の3色は同じことから、基本的には人気色TOP3に大きな変化はないようです。長く付き合うクルマだからこそ、飽きのこないシンプルな色を選ぶ人が多いのかもしれませんね。
一方、自動車塗料を扱うドイツの化学メーカーBASFの日本法人の発表会によると、2017~2018年のトレンド色はブルー系とのこと。ファッションと同じように、クルマのボディカラーを流行に合わせて選ぶドライバーも一定数はいるようです。
中古下取り価格の高低
ボディカラーの人気は、クルマの中古下取り価格にも連動します。基本的に白、グレー、黒の3色は安定して人気があり、比較的高値が付きやすいですが、個性的な色は売れにくく値が付きにくい傾向にあります。とはいえ同じ色でもクルマの形や大きさによってイメージが変わるため、車種によっては「営業車に見える」などの理由で白やグレーの人気が低い場合も。
前述の、マクロミルによる調査結果によると、クルマを買い替える際は多くの人が「今乗っているクルマの色と同じ色を選んでいる」のだとか。このような傾向も、人気色が安定している理由といえそうです。
色による汚れの目立ち具合
クルマのキズや汚れの目立ち具合も、ボディカラーによって大きく変わります。一般的には黒が目立ちやすく、シルバー(グレー)系は目立ちにくいといわれています。ただし、シルバー系はキズや汚れが目立ちにくい分、ツヤも感じにくいというドライバーの意見もあるようです。反対に、黒はしっかりお手入れすればひときわツヤが映える色でもあるので、一長一短ですね。
クルマ選びの際には重要なポイントとなるボディカラー。自分の好みやイメージに合った色を選ぶのが1番なのは間違いありませんが、迷ったときには今回ご紹介したことを加味して考えるのも1つの手です。買い替え時にはぜひ参考にしてみてくださいね。