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スタッドレスタイヤ履き替えの目安に!主な大都市の「最も早い初雪」の記録

秋から冬へとうつりゆく時期になると、気になるのが初雪の日。日常的にクルマを運転している人や、北国や山沿いへのドライブを計画している人にとっては、夏タイヤ(ノーマルタイヤ)からスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)への交換時期の目安となる時期です。

平年では、札幌で10月28日ごろ、東京では1月3日ごろ、大阪で12月22日ごろとなっていますが、もっとも早く初雪が降った日をご存じでしょうか? 今回は、日本の主な都市で記録された「最速初雪日」をご紹介します。

東京の記録は11月中旬!

東京で初雪が早かった日の記録は「11月17日」で、1876年(明治9年)と1900年(明治33年)、つまり19世紀に観測されました。近年はめったにないことですが、今から100年以上前の明治時代には東京でも11月に初雪が見られることもあったようです。

大阪の記録も11月中旬!

大阪で最も早く初雪が観測された記録は「11月12日」です。1938年(昭和13年)に観測されました。

札幌の記録は10月中旬!

大都市でありながら、年間の平均積雪量が581cmにもおよぶ世界有数の豪雪都市・札幌。こちらでは1880年(明治13年)の「10月15日」に、最も早く初雪が観測されています。平年の初雪も10月下旬ですから、10月に入ったら準備をしておくと安心です。

旭川では10月初めに記録!

ちなみに、北海道第2の都市・旭川では1898年(明治31年)の「10月2日」に観測されたという記録もあります。

近年は温暖化の影響などから、10月や11月前半に大都市圏で初雪が観測されることは稀と考えられます。

しかし、ラニーニャ現象が起こると太平洋赤道域で東風が強くなり、インドネシア近海では積乱雲がさかんに発生します。この影響により、日本では冬の温度が低くなり、したがって雪の降る日が多くなる可能性があります。

気象庁のサイトを見ると、各都市や気象台別の最速の初雪観測日や、毎年の初雪の日を確認することができます。この情報を参考に、冬のドライブへの準備をお忘れなく。