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雨の日の事故件数は、晴れの日の約○倍! 事故傾向とお出かけ前のチェックポイント

雨の日にクルマを運転していたら、ヒヤッとした経験はありませんか? 雨天時は路面が滑りやすくなっているだけでなく、視界も悪くなるため、より慎重な運転が求められます。今回は、雨の日に起こりやすい交通事故について解説します。

雨の日の事故は、晴れの日に比べて約4倍!

首都高速道路株式会社のデータによると、平成29年度の雨の日の交通事故件数(1時間あたり)は、晴れの日に比べて約4倍。中でも「施設接触事故」は、晴天時の約12倍にも上り、その約7割が時速60km以上での走行中に起こっています。
スピードを落とすことの重要性は言うまでもありませんが、雨の日は晴れの日と比べて制動距離(ブレーキを踏んでから停止するまでの距離)が伸びるということもしっかり心得ておきたいところです。

雨天時に起こりやすい事故は?

同じく首都高のデータによると、雨天時最も多い事故は「施設接触事故」(40.3%)。次に「追突事故」(37.9%)、「車両接触事故」(18.2%)と続いています。さらに一般道路では、歩行者や自転車の見落とし事故なども発生しやすくなります。
カーブ進入時や追い越し時、水たまり・マンホールの蓋の上を走るときなどは、特にスリップしやすいので注意しましょう。他車からの視認性を高めるために、昼間のヘッドライト点灯も有効です。

雨の日のお出掛け前にチェックしたいポイント

また、雨の日はお出掛け前に愛車を点検しておくことも事故防止につながります。
まずは、タイヤの溝が十分に残っているか、キズや変形がないかをチェック。溝が浅くなったタイヤや傷んだタイヤは、うまく路面をとらえきれず、スリップやハイドロプレーニング現象を引き起こす原因になります。

次に、ランプ類の汚れやレンズ割れがないか、デフロスターなどの空調設備(ガラスの曇り止め)がきちんと作動するか、ワイパーで拭き残しが出ないかをそれぞれチェック。ただでさえ視界の悪い雨の日、これらのパーツが正常に作動していないと致命的な事故を起こしかねません。1つでもおかしいと思ったら、お近くのディーラーやカーショップに相談しましょう。

目的地までぬれずに移動でき、プライベートな空間を確保できるなど、メリットも多い雨の日ドライブ。今回紹介したポイントに十分注意して、安心安全なお出掛けを楽しんでくださいね。