日本には2018年から導入された、地域の観光名所や絶景、特産品やゆるキャラなどをあしらった「地方版図柄入りナンバープレート」、いわゆる「ご当地ナンバープレート」がありますが、海外にもその国や土地ごとのデザインが描かれたナンバープレートは数多く存在します。その中でも特に珍しいのが、カナダのあるナンバープレート。一度見たら忘れられないかわいらしい「ご当地ナンバープレート」を紹介します。
世界でもレアなホッキョクグマ形のナンバープレート

10の州と3の準州からなる連邦制をとるカナダでは、「州」にはそれぞれに政府があり、連邦政府と州政府の立場は対等なのに対し、「準州」は独自の政府を持たない連邦政府の直轄地となっています。国土の北部を占める3つの準州のうち「ノースウェスト準州」と「ヌナブト準州」の2つの準州では、ホッキョクグマの形のナンバープレートが採用されているのです。
ノースウェスト準州とヌナブト準州の北部は北極圏に含まれ、特にヌナブト準州は「人が住む世界最北端」として知られています。「真の北国」観光の目玉は雄大な自然。特に、美しいオーロラの「鑑賞率」が高い場所としても有名で世界各地から観光客が訪れます。
ただしノースウェストの州都・イエローナイフは、2月になると平均最低気温はマイナス30度、最高気温もマイナス10度という極寒の土地。北部の方は1年のほとんどが固い氷に閉ざされるツンドラが広がり、人の手が入らない豊かな自然にはホッキョクグマやトナカイが数多く生息しています。
ナンバープレート以外にもホッキョクグマがそこかしこに

このホッキョクグマは準州内の各地でお目に掛かります。イエローナイフ空港の到着ロビーでは、荷物受け取り用のターンテーブルの中央に巨大なホッキョクグマのモニュメントが旅行者を迎えてくれたり、イエローナイフのノースウエスト準州議事堂では本会議場の中央にホッキョクグマの絨毯が敷かれていたりと、この土地で暮らす人々には身近な存在になっているようです。

このホッキョクグマ形のナンバプレートもその一つ。普通の乗用車だけでなく、パトカーやトラック、ブルドーザーにもこのホッキョクグマ形のナンバープレートが採用されているのだとか。こうした四角くないナンバープレートは世界的に見てもとても珍しい代物です。
本物のナンバープレートは観光客が入手するのは無理ですが、実はお土産としてレプリカが販売されていて、人気のお土産品になっているのだとか。
日本からはイエローナイフ空港までは乗り継ぎ便を利用して17〜18時間ほど。ツアー各社からオーロラ体験ツアーが発売されていますので、自由な海外旅行が解禁されたら、オーロラとともにレアな「ご当地ナンバープレート」を見に行きたいですね。