幻想的なお城を求めて。全国名城巡り(ライトアップ編)
- エンジョイ
- 2015.12.16
年末が近づき、イルミネーションがまぶしい季節になりました。都心の夜景も良いものですが、地方の有名なお城のライトアップもこれがまた美しいんですよ。
雰囲気のガラリと変わった、幻想的なお城の姿には、たとえ歴史に詳しくない人であっても思わず見とれてしまうことでしょう。冬の空気は澄んでいるので星空がキレイなように、今はお城をより鮮明に楽しめる絶好の時期でもあります。寒い夜こそ出かけたい、オススメスポットをいくつかご紹介します。
愛知県・名古屋城
- 期間:毎日
- ライトアップ時間:日没から午後11時まで
- 住所:〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1-1
- アクセス:名古屋高速1号楠線「黒川」出口から南へ8分/名古屋高速都心環状線「丸の内」出口から北へ5分
大阪城、熊本城とともに日本三名城に数えられ、日本100名城にも選ばれている名古屋城。まぶしい金のシャチホコはお城だけでなく、名古屋全体の象徴として愛されています。
もともとは江戸幕府を開いた徳川家康が1609年に九男・義直のための居城として築いたお城で、明治時代まで使われていました。
春は桜の名所としても知られ、夜桜のライトアップが美しいことでも有名ですが、実はその時期以外にもお城はライトアップされています。残念ながらお城自体は16時30分で閉まってしまいますが、それ以降は名城公園や周辺の歩道を散歩しながら眺めるのもオススメです。距離がある分、お城全体をよく見渡すことができますよ。
秋田県・横手城
- 期間:2016年2月15日(月)〜2月16日(火)(かまくら祭り開催期間)
- 住所:〒013-0012 秋田県横手市城山町(横手公園)
- アクセス:横手ICから車で15分
戦国時代の山城として知られる横手城。築かれた時期などには諸説ありミステリアスな面がある一方で、土砂崩れ防止と斜面を敵兵が登れないようにニラを植えていたことから、”韮城”と呼ばれてという面白いエピソードも。
現在は横手公園という、城跡を整備して作られた展望台になっています。山城とあって、ここからの眺めは絶景。公園内には横手市にまつわる古美術品も展示されています。
毎年2月の上旬には横手の冬の恒例行事「かまくら祭り」が開催され、期間中は横手城がライトアップ。市内にできる多くのかまくらとともに、幻想的な空間を作り出します。風景を楽しんだ後は、かまくらの中で温かい甘酒やお餅を楽しむのも良いですね。
福島県・鶴ヶ城
- 期間:2016年2月11日(木)〜2月13日(土)(会津絵ろうそくまつり期間)
- ライトアップ時間:17時30分〜21時
- 住所:福島県会津若松市追手町1-1
- アクセス:東北道→東北自動車道→郡山JCT→磐越自動車道/新潟方面→会津若松IC下車
会津若松市のシンボル、鶴ヶ城。その歴史は600年以上前にもさかのぼり、戊辰戦争では激しい攻防戦を1カ月も耐え抜いた城として有名になりました。
ところで、“シャチホコ”といえば前述の名古屋城を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ここ鶴ヶ城にも“銀のシャチホコ”があるのをご存じですか? なんとその目はダイヤモンドでできているのだとか。
そんな鶴ヶ城と御薬園を会場に、毎年2月上旬には「会津絵ろうそくまつり」が開催されます。期間中、鶴ヶ城はライトアップされ、特別に夜間の登閣もできるのでいつもと違った雰囲気を楽しめますよ。天守閣からは、職人技が光る伝統工芸“会津絵ろうそく”の放つあたたかい光を望むことができ、外からも中からも楽しめる貴重なイベントとなっています。
滋賀県・長浜城
- 期間:毎日
- 住所:〒526-0065 滋賀県長浜市公園町10−1
- アクセス:北陸自動車道 長浜ICから車で15分
日本最大の湖、琵琶湖に面した長浜城。羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が初めて建てた城としても知られています。城跡には豊臣秀吉の名をとった「豊公園」があり、春には約700本もの桜が咲き乱れるのも特長です。
また、豊公園は”日本の夕日100選“にも選ばれている夕日の名所でもあるので、ライトアップ前に訪れて夕日も眺めておくというのもすてきな楽しみ方ですね。
雪の日には、夜に浮かぶお城はより幻想的に。歴史に思いを馳せながら、見入ってしまうこと間違いありません。
今回ご紹介したお城以外も、金沢城や首里城などで夜間の城ライトアップをしています。寒い時期ではありますが、今しか見られない景色を楽しんでみてくださいね。