厳しい残暑が続いていましたが、ようやく秋らしい空気を感じられるようになりました。各地で木々が色づき始め、紅葉シーズンがスタートしています。
今年はただの紅葉狩りではなく、思いっきり体を動かしながら秋の景色を楽しんでみませんか？ 今回の記事では関東を中心に、東京から日帰りで楽しめる紅葉アクティビティ7選をご紹介します。
奥多摩ハイキング
・アクセス：中央自動車道八王子ICから約50分。または圏央道青梅ICから約40分。
東京都心から約2時間でアクセスできる奥多摩エリアは、都内とは思えない大自然と多彩なハイキングコースで有名です。
中でもおすすめなのは、「鳩ノ巣渓谷（はとのすけいこく）」と「奥多摩湖」。巨大な岩の間を多摩川の清流が流れる鳩ノ巣渓谷では、ダイナミックな渓谷美と鮮やかな紅葉の調和を堪能できます。奥多摩湖に浮かぶ、グラグラ揺れる通称「ドラム缶橋」と呼ばれる麦山浮橋や留浦浮橋や、パワースポットとしても人気の「小河内神社」などの観光スポットも充実。湖上から眺める湖の周囲に広がった一面の紅葉は絶景です。
長瀞ラフティング・カヤック
・アクセス：関越自動車道「花園IC」から約30分
埼玉県の西部に位置する長瀞町は、町全体が自然公園に指定されているほど自然豊かな観光地です。
町内にはラインくだりや、ラフティングやカヤック、カヌーなど、荒川を利用したウオーターアクティビティを体験できるスポットが複数あり、水上から自然美を楽しめます。川沿いに広がる国指定名勝・天然記念物の岩畳も必見です。また、毎年秋には「長瀞紅葉まつり」（※）が開催され、見頃には紅葉のライトアップも行われます。
※2023年の開催期間は11月1日（水）～11月30日（木）
竜神峡バンジー
・アクセス：常磐自動車道「那珂IC」「日立南太田IC」から約40分
茨城百景の1つに数えられ、紅葉の名所としても知られる竜神峡（りゅうじんきょう）。ここに架けられている「竜神大吊橋」は、橋長375mと歩行者用としては日本最大級の長さを誇ります。
吊り橋の途中の3か所には透明アクリル製ののぞき窓が設置されており、ただ渡るだけでも足がすくむほどですが、さらなるスリルを求める人にはバンジージャンプがおすすめ。高さ100mの橋桁からジャンプすれば、紅葉のなかにダイブする感覚を味わえます。
小淵沢ホーストレッキング
・アクセス：中央自動車道「小淵沢IC」から約5分
富士山や南アルプスの眺望と豊かな自然が魅力の高原リゾート地、小淵沢（こぶちざわ）。
夏季冷涼な気候を生かして古くから馬が育成され、戦国時代に武田信玄が使用した軍用通路はいまも一部残されているほか、大河ドラマの騎馬シーンの撮影地としても使用されています。そんな“馬のまち”小淵沢では、馬に乗って森林を散策するホーストレッキングが楽しめます。馬に揺られながら、紅葉を満喫するには絶好のスポットです。
富士見町天空カート
・アクセス：中央自動車道「小淵沢IC」から約8分、「諏訪南IC」から約15分
紅葉の季節には、富士山の周りにも美しい景色が広がります。八ヶ岳と南アルプス北端の入笠山に挟まれた長野県富士見町は、その名のとおり富士山のビューポイントに恵まれた町です。
おすすめなのが、乗り場から標高差200mの頂点まで約25分かけて走る「天空カート」。自動運転なので、紅葉した白樺林や山々の絶景に、思う存分浸ることができます。さらに標高1,420mの終点にある展望台では、富士山をはじめとする日本三大高峰と紅葉の共演が楽しめます。
沼田パラグライダー
・アクセス：関越自動車道「沼田IC」より約10分
群馬県の北部に位置する沼田市は、豊かな自然に恵まれた河岸段丘の街です。
市内には「吹割の滝」や「玉原高原」などいくつかの紅葉スポットがありますが、より刺激的に楽しみたいならパラグライダー体験がおすすめ。「トップフィールドパラグライダースクール群馬」には、インストラクター同乗で初心者でも気軽に楽しめる「タンデムフライト体験」コースがあり、紅葉で彩られた大地を鳥になった気分で見下ろせます。
道志村バギー
・アクセス：中央自動車道「都留IC」より約30分
緑豊かな山々と清流に抱かれた道志村。山梨県の南東部にあり、キャンプ場が密集していることから「キャンプの聖地」とも呼ばれます。
道志みち（国道413号線）沿いにある道志レジャーランドでは、四輪バギーの走行体験が可能です（※）。アップダウンの激しい林間コースを紅葉とともに楽しめます。なお、国道413号を北へ20分ほど行くと日帰り温泉「紅椿の湯」があり、こちらでも露天風呂から紅葉を見られます。遊んだ後のリフレッシュに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
※年齢制限：一人乗りは10歳～、二人乗りは5歳～
まとめ
気になるスポットは見つかりましたか？ 体験やツアーの詳しい情報や予約については、各施設にご確認ください。なお、標高の高い地域では、秋でも厳しい寒さが予想されます。しっかり防寒対策をしたうえで紅葉アクティビティを楽しんでくださいね。
