効率よく消耗品を交換するために!交換すべき時期をチェックしよう!
- メンテナンス
- 2015.09.16
車に関する消耗品の代表格といえばガソリンとタイヤ。エンジンを搭載した車はガソリンがなければ動きませんし、タイヤがなければ路面の上を走ることはできません。
しかし、車を正しく動かすため、他にもさまざまな消耗品があり、安全な運転を行うには定期的な交換が必要です。
例えばワイパーはフロントウィンドウ(一部の車はリアウィンドウも)についた水滴を拭うためのものですが、ウィンドウと接している部分はワイパーゴムと呼ばれるパーツが付属しています。このゴムは経年変化により硬化(劣化)していきますが、硬くなった状態で動かすと、ウィンドウ表面のコーティングを傷つけてしまいます。またワイパーゴムを保持しているブレードも劣化すると、長いワイパーゴムを均一の力でウィンドウ面に押しつけることができなくなります。
この他、エンジンオイルやスパークプラグなど、定期的に交換しなければならない消耗品はたくさんあります。
見た目はまだまだ使えると思っても、実は劣化していた…ということも少なくありません。劣化した消耗品を使い続けると、車にダメージを与えたり、安全性を損ねてしまうこともあり、危険です。
ではこれらの消耗品を効率よく交換するにはどうしたらいいのでしょうか。その答えは消耗品ごとの交換サイクルを熟知して、その都度カー用品店で交換するか、定期的にカーディーラーで点検をしてもらうことです。
消耗品を交換すべき時期をまとめましたので、定期的にチェックしてみてくださいね。
6カ月ごとに交換すべき消耗品
- エンジンオイル(同時にドレンボルトのパッキンの消耗度を確認。必要に応じて交換)
- ウィンドウォッシャー液(減っていたら随時補給)
12カ月ごとに交換すべき消耗品
- オイルフィルター(1回おきのエンジンオイル交換時に作業)
- ワイパーゴム(硬化していたら随時交換)
24カ月(車検)ごとに交換すべき消耗品
- ラジエーター液(同時にラジエーターキャップの消耗度を確認。必要に応じて交換)
- ブレーキフルード
- ブレーキパッド(タイヤ交換時に消耗度を確認。必要に応じて交換)
- ワイパーブレード(ワイパーゴム交換時に消耗度を確認。必要に応じて交換)
走行距離、走行年に応じて交換すべき消耗品
- 発煙筒(4年ごと)
- バッテリー(3~5年ごと)
- エアクリーナーエレメント(3~5年ごと)
- スパークプラグ(4万kmごと)
- デフオイル(5万kmごと)
- ミッションオイル(5万kmごと)
- Vベルト(5~10万kmごと)
- パワーステアリングフルード(6~10万kmごと。6万kmの時点で点検時に随時確認)
- ドライブシャフトブーツ(7~10万kmごと)
- プラグコード(10万kmごと)
- タイミングベルト(10万kmごと)
- サーモスタット(10万kmごと)
- ラジエーターホース(10万kmごと)
- ブレーキホース(10万kmごと)
- ショックアブソーバー(10万kmごと)
- スプリング(10万kmごと)
- 燃料フィルター(10~15万kmごと)
- オルタネータープラグ(10~15万kmごと)
走行距離、走行年に応じて交換すべき消耗品に関しては、法令で定められている12カ月点検および車検時の点検時にチェックしてもらうといいでしょう。しかしこの一覧を見ていただければ見えてくると思いますが、車は10万kmの段階で非常に多くの消耗品を交換しなければなりません。とても大好きな車で、エンジンが修理できなくなるまで乗り続けたい…というのでなければ、10万kmに達する前に下取りして新車に乗り換えたほうが、結果的にリーズナブルとなることが多いですよ。
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