ON THE ROAD
  • TOP
  • HOW TO
  • エンジンルームを清掃しよう!やり方や注意点まで徹底解説!
TOYO TIRES

エンジンルームを清掃しよう!やり方や注意点まで徹底解説!

エンジンルームを清掃しよう!やり方や注意点まで徹底解説!
heart

ボディや足元のように常に見える部分ではないため、汚れが目立ちにくい「エンジンルーム」。汚れが蓄積すると落としづらくなるほか、トラブルの原因になることもあります。今回の記事では、エンジンルームを清掃するメリットから手順、注意点まで詳しく解説します。

エンジンルームとは

エンジンルームとは、クルマの心臓ともいえるエンジンやそれに付随する部品が格納されている場所のことです。一般的にはボンネットの中にありますが、車種やデザインによって異なる場合もあります。

エンジンルームはボンネット(エンジンフード)やエンジンカバーに覆われているので、激しく汚れるような場所ではありませんが、定期的に清掃してきれいな状態を保つことで、トラブルの早期発見や予防につながります。

エンジンルームの清掃が必要な理由

エンジンルームの中には、エンジン以外にもバッテリー、ウィンドーウォッシャータンク、ブレーキリザーバータンクなどさまざまな部品が配置されています。

エンジンルーム内を清掃するということは、これらの部品をまとめて点検する機会にもなります。その結果、ウォッシャー液不足によるフロントガラスの汚れ・ワイパーの傷みや、ブレーキフルード不足によるブレーキの不具合(ベーパーロック現象)といったさまざまなトラブルを未然に防ぐことにつながるのです。

エンジンルーム清掃の適切な頻度

エンジンルームの清掃頻度に明確な基準はありませんが、オイル交換のタイミング(半年に1回もしくは走行距離5,000km)や洗車の際にときどきチェックして、必要を感じたら清掃するのがおすすめです。

軽いホコリ程度ならシートタイプのエンジンルームクリーナーでサッと拭き取るだけでも十分きれいになりますが、油汚れが気になる場合は市販のエンジンルーム洗浄用クリーナーや中性洗剤で浮かせてから、歯ブラシなどで汚れをかき出し、クロスやぞうきんで拭き取ります。最後にツヤ出し・汚れ防止効果が期待できるコーティング剤を使えばさらに美しく仕上がるでしょう。

エンジンルーム清掃で注意しなければならないこと

エンジンルームを清掃しよう!やり方や注意点まで徹底解説!

エンジンルームを清掃する際には、3つの注意点があります。

エンジンが冷めた状態で作業する

1つは、必ずエンジンが冷めた状態で作業すること。エンジン内部の温度は、燃焼中には2000℃ほどに、エンジンオイルも100℃ほどにまで上昇します。エンジンがかかっていなくても停止直後は高温になっているため、触れるとやけどを負う危険性があります。エンジンルーム内の清掃は、温度が完全に下がってから行うようにしましょう。

電子系統に水をかけず、洗浄後はよく乾燥させる

2つめの注意点は、バッテリーやヒューズボックスなど電装系の部品に水をかけないこと。クルマ自体はもともと雨や洗車にも耐えられるように設計されているので、エンジンルーム内も少しぬれただけで壊れるというわけではありませんが、電装部品は防水処理をするなどして極力ぬれないように作業することが大切です。

なお、それ以外の部分で水を使った場合も、洗浄後はしっかりと水分を拭き取って乾燥させましょう。エンジンルーム内に水分が残ったままになっていると、サビつきやカビの発生の原因になります。

無理に細部まで掃除しない

いったん掃除しはじめると、細かいところまでこだわりたくなる方もいるかもしれません。しかしエンジンルームにはたくさんのパーツが複雑に配置されているため、狭い隙間に手を入れてケガをしたり、道具を落として取れなくなったり、パーツを破損してしまったりする危険性もあります。清掃は無理のない程度で行いましょう。

業者に依頼する場合の価格目安

エンジンルームを清掃しよう!やり方や注意点まで徹底解説!

エンジンルームの清掃は自分でもできるとはいえ、きれいに仕上げるには手間も時間もかかるものです。プロに依頼することも可能ですが、そこで気になるのが料金。ここでは場所ごとの料金目安をご紹介します。

正規ディーラー

手厚いサポートとハイレベルな技術が魅力の正規ディーラー。料金目安は5,000円程度~となっています。洗浄の際にもしパーツの異常が見つかれば、その場で相談できるのも大きなメリットです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでのエンジンルーム清掃も、5,000円程度に設定されているところが多いようです。洗車や給油のついでに気軽に利用できるというメリットがあります。

カー用品店

カー用品店でのエンジンルーム清掃も5,000円程度が目安となっていますが、簡易的なものであれば料金を抑えられる場合もあります。詳しい料金とサービス内容はお近くの店舗にお問い合わせください。また、出張クリーニングを行っている専門店もあるので、興味のある方はこちらもあわせて調べてみてはいかがでしょうか。

まとめ

エンジンルームの定期的なクリーニングは、クルマのパフォーマンスに直結します。清掃方法は注意点さえ守ればそれほど難しくないので、いままでやったことがないという方もこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

pagetop