道の日制定30周年! 一度は走っておきたい「道」三選
- エンジョイ
- 2016.07.29
8月10日は「道の日」というのをご存じですか? 普段の生活に欠かせない道路も、あまりに身近すぎて重要性を見過ごされがちなことから当時の建設省(現在の国土交通省)が1986年に制定しました。つまり、今年は道の日制定から30周年というわけです。今回はそんな道の日にちなんで、個性的な道と出会えるドライブスポットをご紹介します。
ベタ踏み坂(鳥取県)
- 所在地:島根県松江市八束町から鳥取県境港市渡町
島根県と鳥取県を結ぶ巨大な橋、「江島大橋」。なんといってもジェットコースターのような急勾配が特徴で、3年前にはクルマのCMで使われ「ベタ踏み坂」の愛称で話題になりました。放映当時はあまりの迫力ある見た目にCGだと思っていた人も多いのでは? 全長は1446.2m、最上部の高さは約45m。数字だけ見てもいまいちピンときませんが、この高さは14階建てのマンションにも匹敵するというのだから驚きです。傾斜がきついのは島根県側なので、アクセスの際は島根県側からがオススメ。ちなみに行き先の鳥取県境港市は漫画家の水木しげるの故郷として有名で、作品をモチーフにした観光スポットが多数あるほか、漁業も盛んなので新鮮なお魚が豊富。帰りにはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
国内最長の直線国道(北海道)
- 所在地:北海道美唄市光珠内町292から北海道滝川市新町6丁目(約29km)
北海道札幌市から旭川市を結ぶ国道12号線の途中、美唄市と滝川市の間は「国内最長の直線国道」として知られています。その直線距離、なんと29.2km! 数字だけではピンときませんが、東京駅からの直線距離では、横浜駅まで約27.5km、大宮駅まで約28km、JR中央線の国立駅で約29km。東京ー横浜間が一本道だと考えると、その長さが分かりますね。道路の両側にはのどかな景色が広がり、日本にいながら異国の気分が味わえると人気の観光スポットです。また、ちょうど中間地点には地元の特産物やソフトクリームなどが楽しめる道の駅「ハウスヤルビ奈井江」、さらに進むと洋菓子や和菓子、パン屋などが立ち並ぶ「すながわスイートロード」などおなかも大満足のスポットも。天気の良い日に走ればより一層気持ちよさそうな道路ですが、くれぐれもスピードの出し過ぎには気をつけて楽しみたいところです。
全国各地で音楽を奏でるメロディロード
- 所在地:全国各地
クルマで走行するとメロディが聞こえてくる不思議な道路、「メロディロード(メロディライン)」。
道路に小さな溝を連続的に作ることによって音が発生する仕組みです。長時間運転するドライバーの眠気を防止するだけでなく、メロディのテンポはクルマの速度によって変わり、法定速度でちょうど良いテンポになるため安全運転につながるわけですね。全国各地にあるメロディロードはそれぞれ地域にちなんだ楽曲が採用されています。事前に調べてから訪れるのももちろんアリですが、偶然好きな曲のメロディロードを見つけたらうれしくなりそうですね。メロディが聞こえてきたらぜひクルマのオーディオをオフにして、その地域ならではの雰囲気に浸ってみてください。
一度は走ってみたくなる魅力的な道路の数々。こうして“道”の魅力を再発見すれば、普段何気なく走っている道にも少し愛着がわきそうです。この夏のお出掛けコースにぜひ加えてみてくださいね。