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年始のお祓いで、交通安全祈願!その由来と段取りとは?

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年末までおおよそ1か月。新年まであっという間ですね。

新年といえば初詣ですが、同時に、車の安全祈願のシーズンでもあります。初詣のときに、近くの神社仏閣で一緒に祈願するもよし、交通安全にご利益があるといわれるところへドライブがてら向かうもよし。

今回は、その「交通安全祈願」の由来について紹介します。

交通安全祈願の始まりは谷保天満宮

谷保天満宮

神社での交通安全祈願が始まったのは、自家用車が普及し始めた高度成長期かと思いきや、実は今から約100年前。発祥は東京都国立市にある谷保天満宮とされています。
谷保天満宮のWebサイトによれば、有栖川宮威仁親王の先導による日本初のドライブツアーが催され、目的地となったのが谷保天満宮だったとのこと。遠乗りを楽しんだ一行は、参拝後、天満宮内の梅林で昼食会を楽しまれたのち、無事故で帰京できたことが、「交通安全発祥の地」たる所以とされています。
ちなみに、天満宮の名から分かるように、学問の神様・菅原道真を祀る神社です。

大阪 成田山不動尊

また寺院では、日本で初めて車とドライバーを一緒に祈念する「人車一体の交通安全」を執り行ったのが、大阪府寝屋川市の成田山不動尊。
終戦直後、広島に疎開させた子どもの安否を確認するため、旅立つ前に車の安全を祈念したことが始まりとされ、昭和24年には自動車交通安全祈願専用の仮堂が設置されました。現在では、年間20万台の車が安全祈願の祈祷を受けるといいます。

お祓いの手順(初穂料や段取り)

お祓いを受けるタイミングは、車の購入時や年始などが多いようです。

まずは、境内の駐車場に車を駐め、社務所や受付にて祈祷の依頼を申込みます。
空いていれば随時受け付けてくれるところもありますが、大きな神社・寺院ではお祓いや祈祷の時間があらかじめ決まっているところもありますので、公式サイトなどで確認しておくのがいいでしょう。

初穂料や祈祷料は「5000円から」としているところが多いようです。

ドライバーのお祓い・ご祈祷から始まり、その後、車のお祓い・ご祈祷へと進みます。神主や僧侶の指示に従って粛々と安全を祈りましょう。

交通安全祈願ができる主な寺社

明治神宮(東京)

初詣の参拝者数日本一を誇る、明治神宮。
境内も広く車での参拝にも対応しています。車のお祓いをする場合は、駐車場ではなく、車祓所に駐めてから受付をする手順になっていますので、ご注意を。
詳細は、明治神宮の「車のお祓い(交通安全)」のページから。

川崎大師(神奈川)

弘法大師を本尊とする大寺院。
交通安全祈祷の時刻は30分おきに設定され、朝9時から12時、13時から16時までとなっています。毎月20日には、17時、18時、19時にも祈祷が行われています。
詳細は「自動車交通安全」のページから。

椿大神社(三重)

椿大神社では、道案内の神様とされる「猿田彦大神(さるたひこおおかみ)」を祀っています。読み方は「つばきおおかみのやしろ」です。
名古屋からは車で約40分。受付は8時半~17時まで。ご祈祷の予約は不要です。
詳細は「交通安全祈祷のご案内」のページから。

 

最後にご紹介した道案内の神「猿田彦大神」を祀る神社は全国にあり、その数は約2000ともいわれています。

いつもの初詣からちょっと趣向を変えて、猿田彦大神が祀られているご近所神社へ、車の安全祈願を兼ねて初詣ドライブをしてみてはいかがでしょう。

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